第45回レコード・アカデミー賞
マラン・マレの横顔IV 〜喜び、哀惜、官能 そして愛
2007年度第45回レコード・アカデミー賞[音楽史部門]受賞
マラン・マレの横顔IV 万華鏡 ~喜び、哀惜、官能 そして愛
平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)金子浩(アーチリュート)
ALCD-1084
1. プレリュード ニ短調(第4巻)2. 含み笑い(第4巻)3. アラベスク(第4巻)4. 夢見る女(第4巻)5. ポロネーズ(第2巻)6. ミュゼット(第3巻)7. サント・コロンブ氏を偲んで(第2巻)8. サラバンド 「深い悲しみ」(第2巻)9. バディナージュ(戯れ)(第4巻)10. プレリュード ニ長調(第1巻)11. ファンタジー(第1巻)12. 人の声(第2巻)13. 鐘もしくはカリヨン(第2巻)14. 嘆き(第3巻)15. シャコンヌ(第1巻)16. ロンドー「優美」(第4巻)
録音:2006年4月11-13日 秩父ミューズパーク音楽堂
◇密なるアンサンブルが奏でる人間模様
マレの曲集の中には、宮廷生活の万華鏡のような人間模様を垣間見せる小品が沢山ちりばめられている。人生の喜びも哀しみも、すべてを映し出す彼の音楽は、今もなお我々の心を捉えてやまない。(平尾雅子)
平尾雅子 京都に生まれる。国立音楽大学楽理科卒業。ヴィオラ・ダ・ガンバを故大橋敏成、音楽学を高野紀子の各氏に師事。スイスのバーゼル・スコラ・カントルム にてヴィオラ・ダ・ガンバをジョルディ・サバール、室内楽をジャネット・フ ァン・ヴィンゲルデンの各氏に師事。ソリスト・ディプロマを得て同校を卒業後、オランダのデン・ハーグ王立音楽院にてヴィーラント・クイケン氏に師事。1980年までサバール率いるアンサンブル「エスペリオンXX」のメンバーとして活躍した。
帰国後は、多数のリサイタル、室内楽コンサート、レコーディングで内外の名手と共演。フランス、イタリア、韓国などの国際古楽フェスティヴァルに出演。近年、「エスペリオンXXI」の日本ツアーやヨーロッパ各地での公演にも参加している。一方舞踏付きルネサンス音楽「信長公御所望の南蛮音楽と舞踏」で自らの踊りも交えて企画構成するなど、幅広い活動を行っている。
金子浩桐朋学園大学古楽器科卒業。88年にオランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学し、リュートを佐藤豊彦氏に師事。94年同音楽院リュート科教師ディプロマを取得。96年同音楽院リュート科ソリスト・ディプロマを取得。93年ブルージュ国際古楽コンクールに入選。オランダを中心にソロ・コンサート、またコンバティメント・コンソート・アムステルダムや、鈴木雅明氏指揮バッハ・コレギウム・ジャパンの公演、録音に通奏低音奏者として参加する。また、他の古楽演奏家らとのCD録音も多い。2000年キングレコードより古楽の枠にとらわれないオムニバスのソロCD「ハートランド」をリリース。独奏、アンサンブル、通奏低音奏者として活動している。
江村哲二作品集《地平線のクオリア》
2007年度第45回レコード・アカデミー賞[現代曲部門]受賞
江村哲二作品集《地平線のクオリア》
大野和士(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団/豊田喜代美(ソプラノ)小松一彦(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団/アンドジェイ・ストラスジンスキ(指揮)ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団/高田あずみ(ヴァイオリン)小松一彦(指揮)東京フィルハーモニー交響楽団
ALCD-73
1. 地平線のクオリア (2005)
大野和士(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
2. プリマヴェーラ(春) (1996)
豊田喜代美(ソプラノ)小松一彦(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
3. インテクステリア第5番 (1991)
アンドジェイ・ストラスジンスキ(指揮)ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
4. ヴァイオリン協奏曲第2番「インテクステリア」 (1992)
高田あずみ(ヴァイオリン)小松一彦(指揮)東京フィルハーモニー交響楽団
録音:1994年4月27日(4)、1996年8月29日(2) サントリーホール
2006年1月6日 すみだトリフォニーホール(1)
1993年3月12日 ワルシャワ ナショナル・フィルハーモニー・ホール(3)
江村哲治
独学にしてルトスワフスキ、ブザンソン各国際作曲コンクール優勝、武満徹からも高く評価された奇才江村哲二のオーケストラ作品集。その哲学的思考と科学的アプローチに基づいた作曲技法は、独自の音世界を生み出した。代表作「地平線のクオリア」、ルトフワフスキ作曲コンクール第1位受賞作品でもある「インテクステリア第5番」など、江村哲二の深く濃密な思考世界が見事な形で具現化されている。
*江村哲二さんは去る2007年6月11日、47歳の若さで急逝されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
|