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メアリ・スチュアート女王の詩 シューマン後期歌曲集
SCHUMANN Späte Lieder

ALCD-7172 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2013/04/07発売 JAN 4530835 110064加納悦子(メゾソプラノ)
長尾洋史(ピアノ)
Etsuko Kanoh, mezzo-soprano
Hiroshi Nagao, piano

2013年度第51回レコード・アカデミー賞[声楽曲部門]
レコード芸術特選盤・毎日新聞推薦盤・音楽の友注目盤・音楽現代推薦盤

「控えめに言わせていただけば『日本一のリート歌手』であり、本音を言ってしまえば『世界屈指のリート歌手』である」(国土潤一)



ロベルト・シューマン(1810-56):
3つの歌 op. 83
リートと歌 第4集 op. 96
レーナウの6つの詩とレクイエム op. 90
6つの歌 op. 107
春の挨拶 Anhang M11/1[遺作]
7つの歌〜エリザベト・クルマンを偲んで op. 104
メアリ・スチュアート女王の詩 op. 135

〈録音〉相模湖交流センター 2012年8月10-12日
〈解説〉梅津時比古・加納悦子
〈歌詞対訳〉三ヶ尻正

日本を代表する歌手として近年ますます存在感を放つメゾソプラノ加納悦子のソロ・デビュー盤。ドイツ留学後、ドイツ各地の歌劇場の舞台にも数多く立ち、ドイツ語に定評のある加納がここで取り組むのはドイツ・リートの奥の院。《詩人の恋》《リーダークライス》などの名作を集中的に作曲した1840年の「歌の年」から10年を経て、作曲家として一層成熟したシューマンの後期歌曲の高みが、たしかな技術と的確な解釈に支えられた声楽表現によって精緻に描かれている。深く文学と結びついたシューマンの創作の、そしてドイツロマン派音楽の本当の貌(かお)がここにある。


加納悦子(メゾソプラノ)
 東京藝術大大学院を経てドイツ国立ケルン音楽大学で学ぶ。ケルン市立歌劇場オペラスタジオ研修生から同歌劇場専属歌手となる。また、シュトゥットガルト州立歌劇場、ザルツブルグ音楽祭、ベルギー・フランドルオペラなどにおいて、モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』(指揮・ルネ・ヤコブス)デスピーナやウルマン『アトランティックの王』、リゲティ『ル・グラン・マカーブル』などの現代オペラにも出演した。
 近年のオペラの舞台ではヴァーグナー『トリスタンとイゾルデ』ブランゲーネなどで真摯な役作りと正確なディクションが絶賛されたが、日本においては、NHK交響楽団をはじめ主要オーケストラとの共演や新国立劇場オペラの出演を重ねる一方で、ドイツ・リートの分野でも第一人者として、常に内面を深く掘り下げた卓越した表現力で高い評価を得ている。



長尾 洋史(ピアノ)
 東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。帰国後は、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など主要オーケストラと共演。ソロ・リサイタル、多数の国内外の作品初演、主要音楽祭に出演するほか、ミシェル・ベッケ(Tb)、エリック・オビエ(Tp)、ジャン=イヴ・フルモー(Sax)、パーヴェル・ベルマン(Vl)などの管楽器、弦楽器奏者と共演するなど、その活動は多岐にわたっている。
 CDは、「エボカシオン」「長尾洋史プレイズ ラヴェル&ドビュッシー」(ライヴノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影(2台ピアノ/共演:藤原亜美)」、「長尾洋史 リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)などをリリース。
 透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、非常にみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。国立音楽大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。




Robert Schumann (1810-1856):
Drei Gesänge op. 83
Lieder und Gesänge Heft IV op. 96
Sechs Gedichte nach Nikolaus Lenau und Requiem op. 90
Sechs Gesänge op. 107
Frühlingsgrüße Anhang M11/1
Sieben Lieder nach Elisabeth Kulmann zur Erinnerung an die Dichterin op. 104
Gedichte der Königin Maria Stuart op. 135