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日本歌曲 優しい歌たち

 若やぐバリトン八十二歳

ALCD-9236 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2022/06/07発売   JAN 4530835 114147大嶺光洋(バリトン)
宮崎芳弥(ピアノ)
OMINE Kouyo, baritone
MIYAZAKI Yoshimi, piano

音楽現代 推薦盤




中田喜直(1923-2000)
[1] ほしとたんぽぽ(金子みすゞ・詩)
[2] 夏の思い出(江間章子・詩)
[3] むこうむこう(三井ふたばこ・詩)
[4] 悲しくなったときは(寺山修司・詩)

團 伊玖磨(1924-2001)
[5] 子守歌(野上 彰・詩)
[6] 秋の野(北原白秋・詩)
[7] 花の街(江間章子・詩)
[8] ひぐらし(北山冬一郎・詩)

大中 恩(1924-2018)
[9] ぴいぴ(竹内てるよ・詩)
[10] ある日(寺山修司・詩)
[11] 幸福が遠すぎたら(寺山修司・詩)
[12] かなしくなったときは(寺山修司・詩)
[13] しぐれに寄する抒情(佐藤春夫・詩)

湯山 昭(1932-)
[14] あやめの歌(柏木隆雄・詩)
[15] いつもの道(冨永佳与子・詩)
[16] 風をください(新谷智恵子・詩)
[17] 白い花火(鶴岡千代子・詩)
[18] 糸繰り唄(岡本美代子・詩)

三善 晃(1933-2013)
[19] 秋の風(高田敏子・詩)
[20] 栗の実(三善 晃・詩)
[21] 仔ぎつねの歌(三善 晃・詩)
[22] 貝がらのうた(三善 晃・詩)
[23] 駅(高田敏子・詩)

木下牧子(1956-)
[24] さびしいカシの木(やなせたかし・詩)
[25] 夕顔(金子みすゞ・詩)
[26] 月の角笛(新美南吉・詩)
[27] うぐいす(武鹿悦子・詩)
[28] ロマンチストの豚(やなせたかし・詩)


大嶺光洋 バリトン OMINE Koyo, baritone
宮崎芳弥 ピアノ MIYAZAKI Yoshimi, piano


録音:2021年10月4・18・27日 五反田文化センター 音楽ホール




前作(2020年 日本歌曲 詩人と作曲家の対話──大嶺光洋80歳の表現──)は、音楽界から高い評価を受けました。これに続く第2弾!(作曲家 木下牧子氏)

大嶺さんは人類の試練ともいうべきこのコロナ禍の時代に、まさに癒やしに満ちた素敵な日本歌曲の贈り物を世に放った。何と若々しく生き生きとした抒情の世界に私達をみちびいてくれることか。(日本歌曲研究家・ピアニスト 塚田佳男氏)

「声で歌うのではなく、ことばを歌う」。大嶺氏の日本歌曲の真髄である。宮崎氏のピアノも「ことば」に寄り添い、見事なハーモニーを生み出している。(メゾソプラノ・東京芸術大学教授・新国立劇場オペラ研修所長 永井和子氏)

大嶺が繰り出す日本語のフレーズの何と味わい深いことか。それは聴く者の心のイメージに呼応して「きゅん」という気持ちを引き起こす。
詩人から作曲家に渡されたイメージのバトンを最終的に受け継ぎ、空気の中に音として放つ最終走者の輝きを私はこのCDに見出している。(著述家・プロデューサー 湯山玲子氏)



大嶺光洋 Omine Koyo(バリトン)
令和四年八十三歳。七十二歳(2012年)で 「奏楽堂・日本歌曲コンクール」に入選(ファイナリスト&審査員特別賞)受賞。七十四歳で同コンクール審査員特別賞再受賞。日本演奏連盟正会員。
北海道北見市出身。道立北見柏陽高等学校から東京の二松学舎大学附属高等学校へ転人学、同校卒業。
中学校教諭養成専門学校声楽専攻卒業。 東京芸術大学音楽学部別科声楽専修修了。
声楽を矢田部勁吉、畑中良輔、須賀靖元、蔡紅林(青山雅彦)、塚田佳男の各氏に師事。
指揮法を斎藤秀雄氏門下の橋本力氏に、 合唱指揮を津川主一氏(日本合唱音楽の父、 フォスターや黒人霊歌を紹介)に師事。同氏主宰の「東京バッハ・ヘンデル協会」に所属。
音楽出版社編集部に勤務。「藪田義雄:わらべ唄考」「藤原義江:オペラうらおもて〈藤原オペラの二十五年〉」「高木東六:高木東六歌曲集」「畑中良輔:①古典イタリア歌曲集(低声用)②コンコーネ50番(中声用)③コールユーブンゲン巻1」「磯部俶:磯部俶女声合唱曲集」「平井康三郎:子どものためのオルガン曲集」ほか多くのピアノ曲集の編集に携わる。
四十歳から二十五年間、東京都公立学校 音楽専科教論。東京都教育研究員。
アウトリーチ活動のために2008年設立の「日本名歌曲鑑賞学習振興会(伊藤俊彦会長)」に役員兼所属演奏者として参加。東京都の小・中学校でスクールコンサートを実施。
リサイタルを 2007年「北海道北見市(ピアノ・大村陽子氏)」、「2012年東京都北区(ピアノ・宮崎芳弥氏)」で開催。
2011年、師・畑中良輔氏の紹介で日本歌曲の第一人者「塚田佳男氏」に師事。以来ピアニスト宮崎芳弥氏と共に継続して日本歌曲の歌唱法及び伴奏法の指導助言を受ける。
2020年8月、CD アルバム「日本歌曲詩人と作曲家の対話」をALM RECORDSからリリース。音楽専門四誌から高評価を受ける。



宮崎芳弥 Miyazaki Yoshimi(ピアノ)
山口県出身。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学院器楽専攻鍵盤楽器領域修了。
2003年日本演奏家コンクール大学生の部第1位入賞。
2004年浜松ピアノアカデミー修了。
2008年フランス・パリで秦はるひ、アンヌ・ケフェレック、アンリ・バルダ各氏のマスタークラスを受講。
2016年イタリア・レザでヴィラサンドラピアノアカデミーを修了。
現在はソロや伴奏の演奏活動に携わりながら、更に研鑽を積む。
ピアノを藤井浩子、石井克典、岡田敦子、長島圭太各氏に、チェンバロを渡邊順生氏に、日本歌曲の伴奏法を塚田佳男氏に師事。
2020年から大野眞嗣氏のロシアピアニズムの奏法を学び始める。
2020年8月、CDアルバム「日本歌曲詩人と作曲家の対話」(ALM RECORDS)のピアノ伴奏を務める。