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Caprice ― 気まぐれ ―

 Caprice
ALCD-7295 税込価格¥3,300(税抜価格¥3,000) 2023/10/07発売 JAN 4530835 115601青柳いづみこ & 西本夏生(2台ピアノ/連弾)

Izumiko Aoyagi & Natsuki Nishimoto,
deux pianos / piano à quatre mains



音楽現代 推薦盤
ぶらあぼCD評(New Release Selection)link



[1] ラヴェル: ハバネラ 《耳で聴く風景》より(1895)

[2] ドビュッシー: リンダラハ(1901)

ドビュッシー: イベリア 《管弦楽のための映像》より(1908, アンドレ・カプレによる編曲版) †
  [3] 1. 街より道より
  [4] 2. 夜の香り
  [5] 3. 祭りの日の朝

ドビュッシー: 白と黒で(1915)†
  [6] 1. 興奮して
  [7] 2. ゆるやかに暗く
  [8] 3. スケルツァンド

[9] ミヨー: 屋根の上の牛(1920, ミヨーによる連弾用編曲版)‡


青柳いづみこ & 西本夏生 〈2台ピアノ†/連弾‡〉





録音:品川区立五反田文化センター 2021年8月24-26日


青柳いづみこと西本夏生―それぞれにフランス音楽とスペイン音楽を専門とする二人のピアニストが2台・4手で贈る、スペインとラテンアメリカにインスパイアされたフランス音楽集。生涯彼の地を訪れることのなかったドビュッシーのスペインへの憧憬を体現する3作品ほか、ラヴェルによる仄暗い舞曲、ブラジル音楽を取り入れたミヨー作のカラフルなバレエ音楽。リズムはラテン、雰囲気はフランス、二人の音楽性に至るまで、「混合」の妙を楽しめる一枚。




(C) Tommy Lanceley


青柳いづみこ ピアニスト・文筆家
安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。学術博士。1990年、矢代秋雄、八村義夫、武満徹作品によるリサイタル『残酷なやさしさをもって』により、平成2年度文化庁芸術祭賞。演奏と文筆を兼ね、これまでに著作34点、CD24点を刊行している。そのうち師安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で吉田秀和賞、祖父の評伝『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞、ミステリー・エッセイ『6本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞、CD『ロマンティック・ドビュッシー』でミュージックペンクラブ音楽賞受賞。2021年には、同一テーマで『花を聴く、花を読む』(月曜社)と『花のアルバム』(ALM)を刊行。2021〜22年には、CD『昔の歌 安川加壽子門下生発表会より』(ALM Records)と楽譜『安川加壽子の発表会アルバム』(音楽之友社)を刊行。2023年には、ベヒシュタインEN270(1984年製)による『シューベルトの手紙』(ALM)、1887年製ニューヨーク・スタインウェイによる『仮面のある風景 F・クープラン作品集』(TKI)をリリース。最新刊は『パリの音楽サロン ベルエポックから狂乱の時代まで』(岩波新書)。日本演奏連盟、日本ショパン協会理事。大阪音楽大学名誉教授、神戸女学院大学講師。兵庫県養父市芸術監督。

オフィシャルHP http://ondine-i.net



西本夏生 〈ピアニスト〉

北海道富良野市出身。早稲田大学卒、東京藝術大学大学院修了。スペイン・カタルーニャ高等音楽院、カステジョン高等音楽院の両修士課程修了。第1回サン・ジョヴァンニ・テアッティーノ国際ピアノコンクール第1位、2015年マルタ国際ピアノコンクール第2位、第15回ホセ・ロカ国際ピアノコンクール第3位等、数多くの賞を受賞。作曲家N・カプースチンと直接の交流を持った数少ない日本人ピアニストの一人であり、op.145、op.146の2曲を献呈されている。2017年にはS・ブロトンス指揮、バルセロナ市ウィンドオーケストラとの共演でカプースチンの《ピアノ協奏曲第6番》ヨーロッパ初演を行い、現地で高く評価された。2020年世界初録音となるCD『パスカル・ヒメノ/演奏会用リズムエチュード第1集・第2集』(ALM Records)をリリースし、「レコード芸術」誌にて準特選盤に選出。2021年にはピアノデュオpiaNA名義で『1122~カプースチン4手のためのピアノ作品集~』をリリース。「レコード芸術」誌にて特選盤に選ばれた。同年NHK-FM「リサイタル・パッシオ」に出演し、2021年度のハイライト放送回にもその演奏が選出されている。鎌田泉(Vn.)、石川祐支(Vc.札響首席)とのピアノトリオ、Trio MiinA(トリオミーナ)としても活動しており、小児科医・大島淳二郎氏との連携のもと、年に一度「小児がんチャリティコンサート」を札幌で行なっている他、国際的な活動も多く、ソロから室内楽まで多岐に渡る活動を続けている。白梅学園短期大学非常勤講師。日本スペインピアノ音楽学会理事。

hhttp://www2.furano.jp/natsuki/




[1] Maurice Ravel: Habanera, extrait des Sites auriculaires(1895)†

[2] Claude Debussy: Lindaraja(1901)†

Claude Debussy: Ibéria, extrait des Images pour orchestre (1908, Arr. André Caplet)
  [3] 1. Par les rues et par les chemins
  [4] 2. Les parfums de la nuit
  [5] 3. Le matin d'un jour de fête

Claude Debussy: En blanc et noir(1915)†
  [6] 1. Avec emportement
  [7] 2. ゆLent. Sombre
  [8] 3. Scherzando

[9] Darius Milhaud: Le Bœuf sur le toit – cinéma-symphonie sur des airs sud-américains,
  Op. 58 (1920, Arr. pour quatre mains par Milhaud)


Izumiko Aoyagi & Natsuki Nishimoto, deux pianos / piano à quatre mains


Recorded at Gotanda Cultural Center Hall, 24-26 August 2021