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竹田恵子 ドイツ歌曲をうたう ―林光の訳による―
 Keiko Takeda sings German songs
 -Translated by Hikaru Hayashi-


ALCD-7294 税込価格¥3,300(税抜価格¥3,000) 2024/03/07発売 JAN 4530835 115786
竹田恵子(うた)
井口真由子(ピアノ)
Keiko Takeda Voice
Mayuko Iguchi Piano


音楽現代 注目盤





■ W.A.モーツァルト(1756-1791)
[1] 春へのあこがれ(1791) A.オーフェルベック/詩
[2] すみれ(1785) W.ゲーテ/詩

■ F.シューベルト (1797-1828)
[3] あれののばら(1815) W.ゲーテ/詩
[4] ます(1817) D.シューバルト/詩
[5] 魔王(1815) W.ゲーテ/詩
[6] 糸をつむぐグレートヒェン(1814) W.ゲーテ/詩
[7] 水の上でうたう(1823) F.L.G.シュトルベルク/詩

歌曲集「美しき水車小屋の娘」(1823)より
W.ミュラー「ワルトホルン吹きの遺稿からの詩集」/詩
  [8] たび(第1曲)
  [9] どこへ(第2曲)
  [10] あせり(第7曲)
  [11] 粉屋の花(第9曲)
  [12] 小川の子守歌(第20曲)

歌曲集「冬の旅」 (1827) より W.ミュラー/詩
  [13] おやすみ(第1曲)
  [14] 春の夢(第11曲)

歌曲集「白鳥の歌」(1828) より
  [15] 恋の飛脚(第1曲) L.レルシュタープ詩
  [16] わかれ(第7曲) L.レルシュタープ詩
  [17] 君の姿絵(第9曲) H.ハイネ/詩
  [18] 都市(まち)(第11曲) H.ハイネ/詩

■ R.シューマン (1810-1856)
歌曲集「詩人の恋」(1840)より H.ハイネ/詩
  [19] 美しい五月(第1曲)
  [20] ぼくの涙が(第2曲)
  [21] ばらも鳩も(第3曲)
  [22] きみの目を(第4曲) 
  [23] ぼくの胸の傷を(第8曲)
  [24] ぼくは夢で(第13曲)

「子供のための歌のアルバム」より
ドイツの伝承童謡集「少年の魔法の角笛」/詩
  [25] てんとう虫(第13曲)(1849)


竹田恵子(うた)
井口真由子(ピアノ)

録音:富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 2023年9月4– 5日
Recorded at Cultural Centre of Fujimi City Main Hall, 4-5 September 2023


訳詩の成否の50パーセントは、すでにある旋律と歌詞を一致させるために、どのようなニホン語の語彙をえらぶかにかかっていて、それはまさに作曲家のしごとの領域にほかならない。35年におよぶオペラ作曲家としての経験がなかったら、このようなしごとに手をつけることなど思いつかなかっただろう —— 林光(はやし・ひかる)





竹田恵子(たけだ・けいこ)/ うた
1948年2月山形県西置賜郡白鷹町生まれ。2004年までオペラシアターこんにゃく座に所属。代表など務める。現在顧問。故・宮川睦子氏が創出した「こんにゃく体操」にも長年取り組み、現在文学座研修所講師。表現の土台づくりの場としての同体操の普及に努めている。「こんにゃく体操とうたの会」主催。CDに「私が歌う理由・赤電車」(レコード芸術誌特選)「竹田恵子ブレヒト・ソングを歌う」(レコード芸術誌年間レコードアカデミー賞ノミネート) 「林光作品集/喜寿の林で」(レコード芸術誌特選)等がある。退座後に始めた「オペラひとりっ切り」シリーズは計9作品になる。また2018年より「林光ソングをうたい継ぐ」シリーズを開始。同年9月の東京文化会館小ホールでの「林光のやり残した仕事」を経て2022年2月にシリーズ最終回(6回目)の「~林の光(2000年代)~林光没後10年に」をトッパンホールで好評のうちに終えた。また2023年1月には「竹田恵子 いまうたいたい歌(2023版)」コンサートを開催している。

井口真由子(いぐち・まゆこ) / ピアノ
桐朋学園大学卒、同大学研究科修了。ハクジュホール(キース・ジャレットのケルンコンサートを再現)や札幌コンサートホールキタラ(Standard and the Beyondと銘打ったシリーズなど)全国各地でのソロ公演のほか、アレクセイ・トカレフ(Tp)、花岡浩司(Dance)、福田進一(Gt)ら名手との共演や、パリギャルド・レプビュリケーヌ吹奏楽団、山形交響楽団(広上淳一)、群馬交響楽団(工藤俊幸)、札幌交響楽団(高関健)、NHK交響楽団(ウラジーミル・アシュケナージ)などとの共演も多い。2008年JTB「12人の旅、12人のニッポン」にピアニストとして登場。ニューエージグループ「アコースティックカフェ」のメンバーとして韓国ツアーやにっぽん丸クルーズ公演に出演。0歳からの子供向け公演を始動、東京・名古屋・北海道にて公演開催。現在はソロのほか日本を代表するパンフルート奏者岩田英憲トリオのメンバー、オペラシアターこんにゃく座の楽士として活動中。

林光(はやし・ひかる) / 作曲家(1931-2012)
1931年東京生まれ。東京藝術大学作曲科中退。1953年交響曲「ト調」により芸術祭賞受賞。以降第四回、第四十四回尾高賞(56年、96年)、第二回モスクワ映画祭作曲賞(61年『裸の島』新藤兼人監督)、第三十回サントリー音楽賞(98年オペラ「吾輩は猫である」)受賞。主な作品は、合唱曲「原爆小景」(1958/2000)、第三交響曲「八月の正午に太陽は・・・」(1990)、ヴィオラ協奏曲「悲歌」(1995年)、オペラ作品「森は生きている」、「白墨の輪」、「変身」、「鹿踊りのはじまり」他多数。その他劇中歌ほか多くのソングおよび歌作品がある。「私の戦後音楽史」(平凡社ライブラリー)、「日本オペラの夢」(岩波新書)、「作曲家の道具箱」(一ツ橋書房)、自選集「林光の音楽」書籍1巻+CD20枚(小学館)ほか多数。2012年没。