■ティンパニ作品集 Vol.2: コンチェルト
 TIMPANI WORKS Vol.2: Concerto


ALCD-7263 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2021/06/07発売 JAN 4530835 113584

上野 信一(ティンパニ)
Shiniti Uéno, timpani

レコード芸術 特選
音楽現代 注目



ヴェルナー・テーリヒェン:ティンパニとオーケストラのための協奏曲 作品34(1954)
   [1] I. アレグロ・アッサイ Allegro assai
   [2] II. レント Lento
   [3] III. アレグロ・モデラート Allegro moderato
   【ピアノ:大瀧拓哉】
   
ヨハン・カール・クリスティアン・フィッシャー/イゴール・レスニック抜粋編曲
8つのオブリガート・ティンパニのための交響曲(1795?/2006)

   [4] I. モデラート Moderato
   [5] II. アダージョ Adagio
   [6] III. アレグレット Allegretto
   【マリンバ: 1st 悪原至・高口かれん 2nd 伊藤すみれ・高木雅也 
    3rd 飯野晶子・小田もゆる 4th 鷲見寿子・杉江瑠維子】

[7] 西村朗:ティンパニ協奏曲 5人の打楽器奏者とティンパニ独奏のための(1988)
   【打楽器:悪原至 伊藤すみれ 高口かれん 曲渕俊介 亀尾洸一】

ウィリアム・クラフト:ティンパニ協奏曲第1番(1983)
   [8] I. アレグレット Allegretto
   [9] II. ティンパニ、2つの弦楽オーケストラ、チェレスタ、パーカッションのための詩(母の思い出に捧げる) 
     Poem For Timpani, Two String Orchestras, Celesta and Percussion, In Memory of My Mother
   [10] III. 航海 Fleeting
   【エレクトーン:渡辺睦樹 / 打楽器: 悪原至 鐘ヶ江肇 亀尾洸一 佐藤直斗  曲淵俊介 (賛助出演:初鹿野翔)】

上野信一(ティンパニ)


録音:
神奈川県立相模湖交流センター
2017年4月13日 [4]-[6], 2020年6月10日 [1]-[3], 2020年7月21−22日 [8]-[10], 2020年12月4日 [7]


マルチパーカッショニスト上野信一が、近現代ティンパニ作品にフォーカス。「Vol.1:ソロ」に続き、ティンパニが協奏的に扱われた作品を4曲取り上げている。上野はフランスで10年余りオーケストラのティンパニ奏者の経験があり、その頃から長年あたためてきた満を持しての企画。このCDでは、ピアノ伴奏、マリンバ・オーケストラ、打楽器アンサンブル、エレクトーンと、奏者が発表するにあたって現実的な伴奏形態をあえて選択して録音。




上野 信一 Shiniti Uéno
マルチ打楽器奏者。パーカッション・グループ「上野信一&フォニックス・レフレクション」「アンサンブル・ムジカ・ヴィヴァンテ」主宰、音楽監督。パリ国際現代音楽コンクール等、受賞歴多数。仏国立ストラスブール・フィルハーモニー打楽器奏者、仏国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団首席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。国際的に演奏活動を展開。オーケストラ・ソリストとしてA.Jolivet打楽器協奏曲、P.Crestonマリンバ小協奏曲を仏国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団と共演。N.D.Ponteマリンバ協奏曲(吹奏楽)、W.Kraft「ティンパニ協奏曲」オーケストラ版、吹奏楽版の2回の日本初演を行う。特に1997年ドレスデン・フィルハーモニー来日公演(サントリーホール)で共演したW.Kraftの「ティンパニ協奏曲」日本初演は絶賛された。1977年ソロ演奏家としてデビュー。以来、国内外通算40回のリサイタルを開催、100曲を超える新作初演を行なっている。現在、計13枚のCDがリリースされており、内3枚が『レコード芸術』により「特選盤」に選出、昨年発売の「Vibra-Elufa」は2019年度レコードアカデミー賞(現代音楽部門)にノミネートされた。


大瀧拓哉 Takuya Otaki
愛知県立芸術大学及び大学院を首席で卒業、修了。シュトゥットガルト音楽演劇大学大学院、アンサンブルモデルン・アカデミー(フランクフルト)、パリ国立高等音楽院修了。2016年フランスで行われたオルレアン国際ピアノコンクールで優勝。これまでにフランス、イタリア、ブルガリア、日本、韓国などで多くのリサイタルや音楽祭に出演。講師として日本のみでなく、フランス各地10箇所の音楽院でのマスタークラスや、ソウル大学音楽学部でのワークショップを行う。2017年にフランスでデビューCD“ベラ・バルトークとヴィルトゥオージティ”をリリース。2020年夏には日本演奏連盟主催のリサイタルを東京文化会館小ホールで行い、音楽の友誌にて高い評価を得る。これまでに内宮弘子、斎藤竜夫、松川儒、掛谷勇三、ヴァディム・サハロフ、トーマス・ヘル、ウエリ・ヴィゲットの各氏に師事。東京在住。愛知県立芸術大学非常勤講師。

渡辺睦樹 Mutsuki Watanabe
「インターナショナルエレクトーンフェスティバル'88(パリ)」にて最優秀賞受賞。1995~98年渡独、ハンブルク音楽院・ハンブルク音楽大学にて、作曲理論・ピアノ・声楽伴奏を学ぶ。 電子オルガン界からは初めてとなる東京オペラシティ・リサイタルシリーズ『B→C』への出演や、クラシック界の著名アーティストとの共演等、精力的に演奏活動を行っている。現在までにアルバム5枚をリリース。確かな音楽性に支えられた演奏表現力と豊かな感性による作品解釈は常に高い評価を得ており、名実共にクラシック演奏第一人者として活躍。わかりやすく理論的なアプローチにより指導者としての信頼も厚く、国内外にて後進の指導にも積極的に取り組んでいる。国立音楽大学および附属中学高等学校非常勤講師、洗足学園音楽大学客員教授、名古屋音楽大学特別講師。


悪原至 Itaru Akuhara
国立音楽大学を矢田部賞を受賞し卒業。同大学院修士課程修了、同時に最優秀賞受賞。2020年同大学院より音楽博士号を授与される。2013年より定期的にソロリサイタルを開催。ALM Recordsより打楽器ソロ作品を集めたCD『悪原至×打楽器』をリリース。第23回日本クラシック音楽コンクール第1位、第16回KOBE国際コンクール最優秀賞受賞など国内4つのコンクールで第1位を受賞。国立音楽大学附属中学校・高等学校非常勤講師。洗足学園大学非常勤講師。CANOPUSエンドーサー。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

飯野晶子 Akiko Iino
国立音楽大学卒業。ノーステキサス大学大学院修士、博士課程修了。留学中はノーステキサス・ウインドシンフォニーの奏者として、数々のカンファレンスで演奏の他、CDとDVDの収録多数。一方、ソロ・室内楽作品の委嘱・初演にも取り組み、これまでに世界初演が14曲、日本初演が2曲ある。2016年と2018年に東京でリサイタル開催。2018年PASIC(国際打楽器芸術協会世界大会)で招聘演奏。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。
オフィシャル・ウェブサイトhttps://www.akikopercussion.com

伊藤すみれ Sumire Ito
12歳より打楽器を始める。国立音楽大学附属高校を経て、国立音楽大学を首席で卒業。卒業時に武岡賞受賞。同大学上級アドヴァンスト・ソリストコース修了。同大学卒業演奏会、新人演奏会に出演。第18回JILA音楽コンクール、マリンバ部門第1位、並びに現代音楽特別賞を受賞。ソロ・リサイタルを開催。これまでに、打楽器及びマリンバを上野信一、神谷百子、福田隆の各氏に師事。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

小田もゆる Moyuru Oda
マリンバ奏者。国立音楽大学器楽学科打楽器専攻卒業。第14回読売中部新人演奏会に出演。New Artist Classic Concert(テレビ愛知主催)、TEPCO コンサート、JT PLAZA等に出演。ゲーム音楽CD「アンジェリーク音楽集・Romancia」の編曲、演奏に参加する。Percussion Ensemble OKADA of Japanのメンバーとして、台北打楽器コンベンション、「題名のない音楽会」等に出演。岡田知之打楽器合奏団、「上野信一&フォニックス・レフレクション」、トレイルブレイザーズ・テンピースブラス、竹楽器集団「竹鼓舌」メンバー。東京成徳大学、東京成徳短期大学、東京心理音楽療法専門学校非常勤講師。

鐘ヶ江肇 Hajime Kanégaé
国立音楽大学附属高等学校を卒業、卒業時に優秀生徒として「日本私立中学高等学校連合会会長賞」を受賞。国立音楽大学を1年間経て渡仏。現在パリ・オルネー・スー・ボワ音楽院、モン・ルージュ音楽院に在籍中。 第24回KOBE国際コンクール最優秀賞、及び神戸市長賞、第28回日本クラシック音楽コンクール第2位(最上位)、第1回東京国際マリンバコンクール第3位など、国内コンクール受賞歴多数。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバーとして、演奏会やレコーディングに参加。 これまで打楽器及びマリンバを上野信一、悪原至、平子久江、Nicolas Martynciow、Renaud Muzzolini、Florian Cauquil、Catherine Lenert、各氏に師事。

亀尾洸一 Koichi Kameo 
宮城県出身、常盤木学園高等学校、国立音楽大学卒業。これまでに打楽器及びマリンバを加藤詢子、佐々木祥、杉山智恵子、上野信一、神谷百子の各氏に師事。第22回KOBE国際音楽コンクール最優秀賞、第25回日本クラシック音楽コンクール第2位(1位なし)、2019年上海IPEA国際打楽器コンクール・マリンバ部門・第1位等、受賞歴多数。これまでに3回のリサイタルを開催、宮本貴史Beyond of Antelope、川島素晴Tattletaleα、Tattletale βを世界初演、独自の打楽器世界を展開している。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

佐藤直斗 Naoto Sato 
洗足学園音楽大学を首席で卒業。これまでに打楽器を井上文子、渡邉弥生、石井喜久子の各氏に師事。大学在学中にトーマス・レヒナー(グラーツ芸術大学教授)、中村功(カールスルーエ国立音楽大学教授)各氏のマスタークラスを受講する。ジュネーヴ国際コンクールやクロアチア国際コンクールなどに参加し国内外を問わず研鑽を積み、一般財団法人 瀨木博尚記念芸術文化振興会から奨学金を受ける。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVⅡに参加。2020年12月、東京コンサーツラボにてソロ・リサイタルを開催。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

杉江瑠維子 Ruiko Sugie
国立音楽大学卒業。卒業時に演奏応用コース終了。3歳よりピアノ、14歳より打楽器を始める。今までに打楽器及びマリンバを上野信一、神谷百子、百瀬和紀、ヴィブラフォンを香取良彦、各氏に師事。2014年、第24回日本クラシック音楽コンクール一般の部にて最上位受賞。2018年音楽之友社ホールにて、ソロ・リサイタル開催。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

鷲見寿子 Hisako Sumi
国立音楽大学卒業。打楽器を上野信一、岡田知之、目黒一則の各氏に師事。ソロ、アンサンブル等で活動。アンサンブルMOJA、演奏工房「瑠璃」メンバー。音楽と動きの教室シュピールハウス打楽器講師。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

高木雅也 Masaya Takagi
横浜市出身。世田谷学園高等学校を経て、国立音楽大学打楽器専攻卒業、同大学院修士課程終了。在学中、学内オーディションに合格、ソロ・室内楽定期演奏会にマリンバソロで2度出演。第26回日本クラシック音楽コンクール打楽器部門一般の部第2位(1位なし)受賞。神田佳子、福田隆、神谷百子、上野信一の各氏に師事。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。

高口かれん Karen Takaguchi 
国立音楽大学、ベルギー王立アントワープ音楽院大学院を首席で修了。第13回KOBE国際音楽コンクール、New Tenuto音楽コンクール(ベルギー)、第4回ヨーロピアン音楽コンクール室内楽部門(イタリア)第1位。これまでに、タイ、中国、ルーマニアでの音楽祭に招待され演奏する他、サックス&マリンバ「デュオ・プランタン」として1st CD「Sakura」をリリース。2度のソロ・リサイタルを開催、好評を得ている。桜美林大学非常勤講師。長野県立上田高校非常勤講師。「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー。


曲淵俊介 Shunsuke Magaribuchi
国立音楽大学卒業。 Sonic Interaction 2015にてエレクトロニクスのCort Lippe氏とのDuoや、テレビ番組でのバンドサポート、ソリストとして吹奏楽団との共演、コルグのシンセサイザー「Nautilus」ファウンド パーカッションのサンプリング等、幅広いジャンルで活動中。 「上野信一&フォニックス・レフレクション」メンバー、 「Laudesi Tokyo」メンバー。 2021年、宮崎仁&曲淵俊介デュオ・リサイタルを開催。甲斐清和高校音楽科打楽器専攻非常勤講師。



Werner THÄRICHEN: Concerto for Timpani and Orchestra Op.34 (1954)
   [1] I. Allegro assai
   [2] II. Lento
   [3] III. Allegro moderato
   【piano: Takuya Otaki】
   
Johann Carl Christian FISHER/Igor LEŠNIK: Symphony with Eight Obligato Timpani (1795?/2006)
   [4] I. Moderato
   [5] II. Adagio
   [6] III. Allegretto
【marimbas: 1st Itaru Akuhara / Karen Takaguchi 2nd Sumire Ito / Masaya Takagi 3rd Akiko Iino / Moyuru Oda 4th Hisako Sumi / Ruiko Sugie】

[7] Akira NISHIMURA: Concerto for Timpani and Five Percussionists (1988)
   【percussion:Itaru Akuhara / Sumire Ito / Karen Takaguchi / Shunsuke Magaribuchi / Koichi Kameo】

William KRAFT: Concerto No.1 for timpani and orchestra (1983)
   [8] I. Allegretto
[9] II. Poem For Timpani, Two String Orchestras, Celesta and Percussion, In Memory of My Mother
   [10] III. Fleeting
   【electone:Mutsuki Watanabe / percussion: Itaru Akuhara / Hajime Kanégaé / Koichi Kameo / Naoto Sato / Shunsuke Magaribuchi / Sho Hatsukano

Shiniti Uéno, timpani


Recorded at Lake Sagami-ko Community Center
13 April 2017 [4]-[6], 10 June 2020 [1]-[3], 21-22 July 2020 [8]-[10], 4 December 2020 [7]


Shiniti Uéno timpani
Multi-percussionist Shiniti Uéno, founder and music director of Shiniti Uéno & Phonix Refléxion and Ensemble Musica Vivante, has won numerous prices, including at the Concours International pour Interpretation de la Musique Contemporaine pour Percussion. He worked as a timpanist with the Orchestre Philharmonique de Strasbourg, after which he was the principal percussionist and timpanist in the Orchestre National du Capitole de Toulouse, and has since developed an international career. As a concerto soloist he has played the Percussion Concerto by André Jolivet and the Concertino for Marimba and Orchestra by Paul Creston, both with the Orchestre National du Capitole de Toulouse. He gave the Japanese premieres of the Marimba Concerto (wind instruments) by Niel De Ponte and the Timpani Concerto by William Kraft. In particular, the Japanese premiere of the Timpani Concerto by William Kraft, which took place at a Dresden Philharmonic Orchestra concert in Tokyo (Suntory Hall) was a huge success. Since his debut as a soloist in 1977 he has given forty recitals both in Japan and around the world, and premiered over a hundred new compositions. He has released a total of thirteen CDs, of which three were selected as editor’s choice (tokusen-ban) by the Record Geijutsu magazine. ‘Vibra-Elufa’, released last year, was nominated for a 2019 Record Academy Award in the contemporary music category.

Takuya Otaki piano
After completing both under-graduate and graduate studies at Aichi University of the Arts, Takuya Otaki furthered his musical education at the State University of Music and Performing Arts Stuttgart, Ensemble Modern Academy in Frankfurt, and the Paris Conservatory. He won first prize at the International Piano Competition of Orléans in 2016, and thus far has given numerous recitals in France, Italy, Bulgaria, Japan, Korea et al. In addition to his teaching work in Japan, he has given masterclasses in ten different cities in France, and workshops in the musicology department at Seoul National University. His debut CD, ‘Béla Bartok Et La Virtuosité’ was released in France in 2017. In the summer of 2020 he gave a recital at the Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall, hosted by the Japan Federation of Musicians. He has studied with Hiroko Uchimiya, Tatsuo Saito, Manabu Matsukawa, Yuzo Kakeya, Vadim Sakharov, Thomas Hell and Ueli Wiget. He lives in Tokyo and is at present a part time lecturer at the Aichi University of the Arts.

Mutsuki Watanabe electone
Mutsuki Watanabe won first prize at the ‘International Electone Festival’ (Paris) in 1988. Living in Germany from 1995 to 1998 he studied compositional theory, piano and song accompaniment at the Hamburg Conservatory and the State University of Music. He has an active performing career – from electric organ concerts, including the first time an electric organ performer ever took part in a “B→C” recital series concert given at Tokyo Opera City, to collaborations with prominent artists in the classical field. So far he has released five albums. His expressiveness supported by secure musicality and his richly sensitive interpretations are highly praised – he is a classical performer of the first rank. Thanks to his accessible and logical approach which makes him a sought-after teacher, he coaches advanced students both in Japan and around the world. He is a part-time teacher at the Kunitachi Junior High School and High School of Music, a guest professor at Senzoku Gakuen College of Music and a special lecturer at the Nagoya College of Music.