■re-Discovery
ALCD-3118 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2020/11/07発売 JAN 4530835 113249
ナチュラルホルンアンサンブル東京
Natural Horn Ensemble Tokyo
藤田 麻理絵 Marie Fujita
大森 啓史 Keiji Oomori
大野 雄太 Yuta Oono
下田 太郎 Taro Shimoda
伴野 涼介 Ryosuke Tomono
塚田 聡 Satoshi Tsukada
レコード芸術 特選盤
音楽現代 注目盤
アゴスティーノ・ベッローリ (1778-1839)
小四重奏曲
[1] Andante un poco sostenuto
[2] Allegro
I. 大野 II. 大森 III. 伴野 IV. 塚田
アゴスティーノ・ベッローリ
ホルン四重奏曲 第2番
[3] 1. Allegro
[4] 2. Andante cantabile
[5] 3. Minuetto, Vivace
[6] 4. Rondo, Allegretto
I. 大森 II. 大野 III. 塚田 IV. 伴野
アントン・ライヒャ(アントワーヌ・レイシャ) (1770-1836)
24の三重奏曲 Op.82 より 第1集(第1〜6曲)
[7] 1. Tempo di Minuetto
[8] 2. Musette, Allegro moderato
[9] 3. Adagio
[10] 4. Minuetto
[11] 5. Introduktion, Adagio - Allegro
[12] 6. Canon à 3, Tempo di Minuetto
I. 大野 II. 塚田 III. 藤田
アントン・リヒター (1802-1854)
3本のホルンのための6つの小品
[13] 1. Adagio
[14] 2. Allegretto vivace
[15] 3. Tempo di Minuetto
[16] 4. Allegro molto
[17] 5. Adagio
[18] 6. Allegro vivace
I.下田 II. 大森 III. 伴野
アントン・リヒター
4本のホルンのための6つの小品
[19] 1. Andante
[20] 2. Allegro assai
[21] 3. Tempo di Marcia
[22] 4. Allegro non troppo
[23] 5. Adagio
[24] 6. Allegretto grazioso
I. 下田 II. 大森 III. 藤田 IV.伴野
[25] ベルンハルト・クロル (1920-2013)
バースラー・ロマンツェ Op.114
I.(F) 大森 II.(E♭) 下田
III.(D) 藤田 IV.(B♭-basso) 塚田
[26] ジョアキーノ・ロッシーニ (1792-1868)
「狩の集い」4本のホルンのためのファンファーレ
I. 大森 (off stage solo), 下田 II. 大野
III. 塚田 IV. 藤田, 伴野
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 2020年1月28−30日
モダンホルンの第一線で活躍するプロ演奏家達が2016年に結成した日本初の本格的ナチュラルホルンアンサンブル。今日ではあまり知られていないリヒターとベッローリの作品、ホルンアンサンブルの定番ライヒャの三重奏曲、現代作品クロル「バースラー・ロマンツェ」、そして自然倍音のみで演奏するロッシーニ「狩の集い」。モダンホルンとは異なる表現力に、ナチュラルホルンという楽器の可能性を再発見する一枚。
ナチュラルホルンアンサンブル東京 Natural Horn Ensemble Tokyo
「ナチュラルホルンアンサンブル東京」は、ナチュラルホルンとその演奏の普及を目的として2016年に結成。日本初のプロフェッショナルなナチュラルホルンアンサンブルである。略称は「ナチュホ東京」。
メンバーは大野雄太(東京交響楽団)、大森啓史(千葉交響楽団)、下田太郎(THE ORCHESTRA JAPAN)、塚田聡(東京フィルハーモニー交響楽団)、伴野涼介(読売日本交響楽団)、藤田麻理絵(新日本フィルハーモニー交響楽団)といったモダンホルンでも一線で活躍する、ナチュラルホルンの魅力にとりつかれた6名。
年1回のコンサートを目標に2017以来 3回のコンサートを開催。演奏会だけでなく、ナチュラルホルン演奏の普及のためにレクチャーや、ナチュラルホルンのアンサンブルを体験する交流会などを行なっている。また、日本ホルン協会主催「ホルンフェスティバルin秋田2017」にゲストとして招かれた。これまでにナチュラルホルンの世界的名手であるハヴィエル・ボネット氏、オリヴィエ・ダルベレイ氏とも共演している。
結成の会議からときおり開催される話し合いまで、会場がなぜか「銀座ライオン」である確率が高い。ビールを飲むことも大好きなメンバーたちである。
公式ウェブサイト:https://natuhotokyo.jimdofree.com
藤田 麻理絵 Marie Fujita
神奈川県大和市出身。武蔵野音楽大学卒業。同大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。室内楽をカールマン・ベルケシュ、ロジャー・ボボ、ホルンを小川正毅、山本真、阿部雅人、丸山勉、日髙剛、クリスティアン・ランパート、ナチュラルホルンをトーマス・ミュラー、テウニス・ファン・デア・ツヴァルトの各氏に師事。ナチュラルホルン奏者としてバッハ・コレギウム・ジャパン、クラシカルプレイヤーズ東京、ほかに参加。第1回ホルンコンクール2位受賞。2015年〜2016年公益財団法人アフィニス文化財団の海外研修員としてスイス、バーゼル音楽院に留学。
現在、新日本フィルハーモニー交響楽団ホルン奏者。アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン、BRASS NEX各メンバー。ミュージックスクール「ダ・カーポ」講師。
大森 啓史 Keiji Oomori
滋賀県に生まれる。東京藝術大学音楽学部を経て、1997年同大学大学院を修了。1995年第10回練馬文化センター新人演奏会オーディションにて優秀賞受賞。同演奏会でK.アッテルベリ「ホルン協奏曲」を東京ニューシティー管弦楽団と共演。同年よりニューフィルハーモニーオーケストラ千葉に1・3番ホルン奏者として入団。アフィニス夏の音楽祭に二度にわたり参加。1998年より1年間シカゴへ留学。
現在、千葉交響楽団1・3番ホルン奏者。エマーノン・ブラス・クインテット、エロイカ木管五重奏団、習志野天文部、各メンバー。ナチュラルホルン奏者としても活動を行っている。日本ホルン協会常任理事。
これまでにホルンを小山亮、守山光三、松﨑裕、デール・クレヴェンジャーの各氏に師事。
大野 雄太 Yuta Oono
山形県新庄市出身。高校1年生からホルンを始める。山形大学教育学部卒業。東京藝術大学大学院修士課程修了。在学中に新日本フィルハーモニー交響楽団入団。2011年に東京交響楽団へ首席奏者として移籍。つの笛集団、PRO WiND 023メンバー。ホルンを岡本和也、守山光三、水野信行の各氏に師事。
1998年佐々木良順氏にナチュラルホルン持ち替えを取り入れた楽曲を委嘱し初演。クラシカルプレイヤーズ東京にメンバーとして参加。ソリストとしてモーツァルト「ホルン協奏曲第3番」を演奏。また、在籍する東京交響楽団でナチュラルホルンを積極的に使用している。
洗足学園音楽大学・東海大学講師。日本ホルン協会常任理事。2児の父。
下田 太郎 Taro Shimoda
沖縄県生まれ。東京コンセルヴァトアール尚美(名称は当時)卒業。同校ディプロマを修了。第11回、ならびに第14回日本管打楽器コンクール第3位受賞。第67回日本音楽コンクール第3位受賞。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団の契約団員を経て、現在は琉球フィルハーモニックオーケストラ客演首席ホルン奏者。THE ORCHESTRA JAPANメンバー。国内外の多くのプロオーケストラ、吹奏楽団での客演やエキストラ参加も多く、エキストラ首席も数多く経験している。また、ナチュラルホルン奏者としてレ・ボレアード、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・シンポシオンなどの、多くの古楽団体の演奏活動に参加しており、その演奏を録音されたCDも多く発売されている。
これまでにホルンを故・黒澤勝義、大野良雄、澤敦、山岸博の各氏に、室内楽を中川良平、佐野日出男、稲川榮一、島田俊雄の各氏に師事。
伴野 涼介 Ryosuke Tomono
茨城県つくば市出身。4歳よりヴァイオリンを、13歳からホルンを始める。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程を修了。平成22年度文化庁新進芸術家研修員としてフランクフルト音楽・舞台芸術大学で学ぶ。これまでにホルンを脇屋俊介、守山光三、松﨑裕、水野信行、エサ・パタニの各氏に、ナチュラルホルンをウルリッヒ・ヒューブナー氏に、ヴァイオリンを井崎郁子氏に師事。
現在、読売日本交響楽団ホルン奏者であるほか、ナチュラルホルンアンサンブル東京、アレキサンダーホルンアンサンブルジャパン各メンバーとして活動。ナチュラルホルンではクラシカル・プレーヤーズ東京、レ・ボレアード、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンなどに参加。日本ホルン協会常任理事。アマチュアのヴィオラ/ヴァイオリン奏者としても活動している。
塚田 聡 Satoshi Tsukada
東京都三鷹市出身。東京藝術大学卒業。アムステルダム音楽院に学ぶ。留学時にクロード・モーリー氏にナチュラルホルンを、コンラート・ヒュンテラー氏にフラウト・トラヴェルソを師事するなど古典派音楽への造詣を深める。その10年後に文化庁在外研修生として再度渡欧、テウニス・ファン・デア・ツヴァルト氏にナチュラルホルンを師事する。
現在、東京フィルハーモニー交響楽団ホルン奏者として、また国内のオリジナル楽器アンサンブルに参加活躍している。浜松市楽器博物館コレクションシリーズCD、No.18「ナチュラルホルン」およびNo.48「森の響き〜ブラームス:ホルントリオ」をリリース。モーツァルト時代のディヴェルティメントをメインレパートリーとする室内合奏団「ラ・バンド・サンパ」を主宰。
Agostino Belloli (1778-1839)
Piccolo quartetto
[1] Andante un poco sostenuto
[2] Allegro
I. Oono II. Oomori III. Tomono IV. Tsukada
Agostino Belloli
2nd Horn Quartet
[3] 1. Allegro
[4] 2. Andante cantabile
[5] 3. Minuetto, Vivace
[6] 4. Rondo, Allegretto
I. Oomori II. Oono III. Tsukada IV. Tomono
Anton Reicha (Antoine Reicha) (1770-1836)
24 Trios for 3 Horns Op.82, Vol.1 (Nos.1-6)
[7] 1. Tempo di Minuetto
[8] 2. Musette, Allegro moderato
[9] 3. Adagio
[10] 4. Minuetto
[11] 5. Introduktion, Adagio - Allegro
[12] 6. Canon à 3, Tempo di Minuetto
I. Oono II. Tsukada III. Fujita
Anton Richter (1802-1854)
6 Pieces for 3 Horns
[13] 1. Adagio
[14] 2. Allegretto vivace
[15] 3. Tempo di Minuetto
[16] 4. Allegro molto
[17] 5. Adagio
[18] 6. Allegro vivace
I. Shimoda II. Oomori III. Tomono
Anton Richter
6 Pieces for 4 Horns
[19] 1. Andante
[20] 2. Allegro assai
[21] 3. Tempo di Marcia
[22] 4. Allegro non troppo
[23] 5. Adagio
[24] 6. Allegretto grazioso
I. Shimoda II. Oomori III. Fujita IV.Tomono
[25] Bernhard Krol (1920-2013)
BARSLER ROMANZE for 4 Natural horns Op.114
I.(F) Oomori II.(E♭) Shimoda
III.(D) Fujita IV.(B♭-basso) Tsukada
[26] Gioachino Rossini (1792-1868)
"Le rendez-vous de chasse" Fanfare for 4 Horns
I. Oomori (off stage solo), Shimoda II. Oono
III. Tsukada IV. Fujita, Tomono
Recorded at Cultural Centre of Fujimi City, 28-30 January 2020