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ビリティスの歌
Les Chansons de BILITIS


ALCD-3110 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2017/06/07発売 JAN 4530835 111719野勢善樹(フルート)
長谷川朋子(ハープ)
大野かおる(ヴィオラ)

Yoshiki NOSÉ, flûte
Tomoko HASÉGAWA, harpe
Kaoru ONO, alto

音楽現代 推薦盤


C.ドビュッシー:ビリティスの歌(6つの古代墓碑銘)
[1] I. 夏の風の神、パンの加護を祈るために
[2] II. 無名の墓のために
[3] III. 夜が幸いであるために
[4] IV. カスタネットを持つ舞姫のために
[5] V. エジプト女のために
[6] VI. 朝の雨に感謝するために
[7] G.フォーレ:夢のあとに 作品7-1
[8] G.フォーレ:無言歌 作品17-3
J.フランセ:5つの小二重奏曲
[9] I. 前奏曲 プレスト
[10] II. 牧歌 モデラート
[11] III. カンツォネッタ ヴィヴァーチェ
[12] IV. 夢 アンダンティーノ
[13] V. ロンド アレグリッシモ
[14] M.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
[15] C.ドビュッシー:月の光(組曲「ベルガマスク」より)
C.ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
[16] I. 牧歌 レント、ドルチェ・ルバート
[17] II. 間奏曲 テンポ・ディ・ミヌエット
[18] III. 終曲 アレグロ・モデラート・マ・リゾルート


野勢 善樹(フルート)
長谷川朋子(ハープ)
大野かおる(ヴィオラ)

◆使用楽器
Flûte: Wm. S. Haynes (18K Gold) 製造番号49600
Harpe: Horngacher (Empire) 製造番号849
Alto: Labeled G. B. Guadagnini


〈録音〉五反田文化センター 2016年8月31日、9月1日、11月17日


フレンチ・スクールで研鑽を積み、以降、現代音楽をも視野に入れる中で積極的な活動を展開してきた野勢善樹、会心のオールフランス・アルバム。薫り立つ、フランスの耽美――憧れ、そして思い出。


野勢善樹(フルート)

 曽根亮一、林リリ子、小出信也、吉田雅夫の諸氏に師事。1973年、1974年、1977年にスイス・ボスヴィルなどのセミナーにてマルセル・モイーズ氏のレッスンを受ける。1978年、国立音楽大学卒業後パリに留学し、フルートをクリスチャン・ラルデ、ジャン=ピエール・ランパル、室内楽をユゲット・ドレフュス、エドゥアルド・メルクスに、またパリ・エコールノルマル音楽院にてフルートをフェルナン・カラジェ、室内楽をセルジュ・ブランの諸氏に師事。  
 1979年、サンジェルマン・アン・レイにてパリ市主催「現代日本音楽祭」に出演。1980年、U.F.A.M.国際音楽コンクールにおいて満場一致で第1位受賞。1983年、パリにてガストン・クリューネル氏のレッスンを受ける。
 1996年、自らのプロデュースによるCD「ル・ジャルダン・フェリック〜妖精の園〜」をALM RECORDSより発表する。さらに1999年、「フルート演奏におけるフレンチ・スクール」の研究のため文化庁派遣芸術家在外研修員としてフランスに渡り、クリスチャン・ラルデ、マクサンス・ラリュー、レイモン・ギヨーの諸氏に師事。
 2000年、浜離宮朝日ホールにて文化庁芸術祭参加リサイタル「20世紀フレンチ・スクールを讃えて」と題したリサイタルを行う。2002年浜離宮朝日ホールにて開催したリサイタル「20世紀日本・フルートのルネッサンス」より日本を中心とした現代音楽の演奏にも積極的に取り組み、アメリカ合衆国、フランス、韓国などの音楽祭に招聘された。
 2005年には“アンサンブル・インタラクティヴ・トキオ Ensemble Interactive TOKIO (EIT)”を結成し、これまでに韓国、モルドバ共和国、ポーランド、スロヴェニア、クロアチアなど世界各地の現代音楽祭のメイン・ゲストとして招聘された。2016年にはEIT結成10周年記念の公演として、「丹波明50年の歩み~丹波明作品展」を開催、文化庁芸術祭に参加した。
 現在、バロック音楽から現代音楽まで広いレパートリーに定評あるソリストとして、国内外の各地にて活躍するかたわら、音楽プロデューサーまたエッセイストとしても注目を浴びている。尚美学園大学及び大学院兼任講師、ムラマツ・フルート・レッスンセンター講師。“アンサンブル・インタラクティヴ・トキオ(EIT)”代表。




長谷川朋子(ハープ)

  1982年山梨英和高等学校を卒業後に渡仏。同年、パリ国立高等音楽院ハープ科に入学。1986年同校を満場一致の首席で卒業。続いてパリ・エコール・ノルマル音楽院演奏家コースに入学し、翌年には特別賞を得て卒業する。1987年フランスのガルジレスで行われたマリー・アントワネット・カザラ国際ハープ・コンクールにて第2位を受賞する。同年に帰国、サントリーホールにてデビュー・リサイタルを開催する。1996年福井音楽賞受賞。フルートの野勢善樹氏との共演で、CD「ル・ジャルダン・フェリック~妖精の園~」(ALM RECORDS)を発表し、翌年に同タイトルのデュオ・リサイタルをカザルスホールにて開催する。その後、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新星日本交響楽団、東京都交響楽団、東京ゾリスデン、アンサンブル・コルディエ、甲府室内合奏団などとソリストとして共演。NHK-FM、NHK衛星放送などテレビ、ラジオにも多数出演。近年では山梨県甲斐市のキングスウェルホールでの「ローズコンサート」や甲府在住の音楽評論家、真嶋雄大氏の企画による「真嶋雄大の面白クラシック講座」などにも出演している。ハープを篠田淳氏、篠崎史子氏に師事。また、在仏中はハープをジャクリーヌ・ボロー、マリー=クレール・ジャメ、ピエール・ジャメ、室内楽をフルーティストであるクリスチャン・ラルデの諸氏に師事。



大野かおる(ヴィオラ)

 5歳よりヴァイオリンを始め15歳でヴィオラに転向する。東京藝術大学付属音楽高校、同大学を経て同大学院修了。在学中より活発な演奏活動を開始。学内のモーニングコンサートでは芸大フィルハーモニアとダヴィッドのヴィオラ協奏曲を日本初演。ターティス国際ヴィオラコンクール(イギリス)では2つの特別賞を、東京国際音楽コンクール「室内楽」では第1位入賞、併せて2つの特別賞も受賞する。2004年と2010年の日本音楽コンクールでは本選会の共演に対し審査員特別賞がおくられる。ソロと室内楽を中心に国内外で幅広く活躍。これまでにイヴリー・ギトリス、ヴィクトル・ピカイゼン、ブルーノ・パスキエ、ユーリ・バシュメット、金昌国、オーレル・ニコレ、ウォルフガング・シュルツ、エマニュエル・パユ、アルブレヒト・マイヤー、パーヴェル・ギリロフ、ヨゼフ・ハーラ等々著名なアーティストとの共演は数え切れず、常に高い信頼を得ている。富士山麓国際音楽祭、やまなみ木津川国際音楽祭、飛騨高山国際音楽祭、帯広ひろびろ音楽祭、ゆふいん音楽祭、別府アルゲリッチ音楽祭、宮崎国際音楽祭など国内の音楽祭のほか、ドイツ、フランス、イタリア、モンテネグロ、アメリカ、韓国、台湾などの音楽祭にも出演。各地でのリサイタルやNHK-FM放送にも度々出演している。CD録音は「モーツァルト:協奏交響曲」など多数。アンサンブルofトウキョウでは1986年の創立以来、中心的なメンバーとして活躍。2008年にはアルファ弦楽四重奏団を結成しベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を達成した。さらに、2015年にはカルテット・プラチナムの結成に参画。現在、東京藝術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学で後進の指導も行い、大阪芸術大学客員教授も務める。





Claude Debussy: Les Chansons de BILITIS (Six Épigraphes antiques)
[1] I. Pour invoquer Pan, dieu du vent d’été
[2] II. Pour un tombeau sans nom
[3] III. Pour que la nuit soit propice
[4] IV. Pour la danseuse aux crotales
[5] V. Pour l’Égyptienne
[6] VI. Pour remercier la pluie au matin
[7] Gabriel Fauré: Après un rêve Op.7, No.1
[8] Gabriel Fauré: Romance sans parole, Op.17, No.3
Jean Françaix: Cinque piccoli duetti
[9] I. Preludio: Presto
[10] II. Pastorale: Moderato
[11] III. Canzonetta: Vivace
[12] IV. Sogno: Andantino
[13] V. Rondo: Allegrissimo
[14] Maurice Ravel: Pavane pour une infante défunte
[15] Claude Debussy: Clair de lune, Extrait de la «Suite Bergamasque»
Claude Debussy: Sonate pour Flûte, Alto et Harpe
[16] I. Pastorale: Lento, Dolce rubato
[17] II. Interlude: Tempo di Minuetto
[18] III. Final: Allegro moderato ma risoluto


Yoshiki NOSÉ, flûte
Tomoko HASÉGAWA, harpe
Kaoru ONO, alto [16]- [18]



Recording Location: Gotanda Cultural Center, 31 August, 1 September, 17 November 2016