鍵盤音楽の領域 vol.10 バッハからモーツァルトへ

  [いわき芸術文化交流館アリオス所蔵16フィート弦付チェンバロによる]

The realms of keyboard music vol.10
From Bach to Mozart




ALCD-1194 税抜価格2,800円 2020/08/07発売   JAN 4530835 113089武久源造(チェンバロ)
山川節子(チェンバロ)

Genzoh Takehisa, Cembalo 
Setsuko Yamakawa, Cembalo

レコード芸術 準特選盤
音楽現代 推薦盤














J. S. バッハ
クラヴィーア練習曲集第2巻

イタリア風協奏曲 BWV971*
 [1] I. (without tempo designation)
 [2] II. Andante
 [3] III. Presto

フランス風序曲 BWV831*
 [4] Ouverture
 [5] Courante
 [6] Gavotte I – Gavotte II
 [7] Passepied I – Passepied II
 [8] Sarabande
 [9] Bourrée I – Bourrée II
 [10] Gigue
 [11] Echo

J. C. バッハ
ソナタ ニ長調 Op.5-2*
 [12] I. Allegro di molto
 [13] II. Andante di molto
 [14] III. Minuetto

W. A. モーツァルト
四手のためのソナタ(K19d) * ⁑
 [15] I. Allegro
 [16] II. Menuetto - Trio
 [17] III. Rondo (Allegretto)

[18] アンダンテと変奏曲 ト長調(K501) * ⁑


チェンバロ
武久源造*
山川節子(セコンド)⁑

使用楽器
いわき芸術文化交流館アリオス所蔵16フィート弦付チェンバロ:マティアス・クラマー製作 2008年 ドイツ(1754年 ツェル/ハス モデル)

調律:梅岡俊彦

  • ナイトハルト(田舎の村用) [1]–[11]
  • ヤング [12]–[14]
  • ヴァロッティ [15]–[18]


〈録音〉
2019年8月17-20日 いわき芸術文化交流館アリオス



大バッハから、末子のクリスティアン・バッハを経て、神童モーツァルトへと受け継がれた遺産を辿り、18世紀の鍵盤音楽の歴史を駆け抜ける。現代では極めて珍しい「16フィート低音弦」付きチェンバロを用いた斬新な音選びと躍動感あふれるダイナミックな演奏が、古楽・古典の枠を超えたパースペクティヴを切り開く。武久源造による《鍵盤音楽の領域》シリーズ、堂々の第10作!






武久源造(チェンバロ)

 1957年生まれ。1984年東京藝術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。
 1991年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アメリカ・アトランタ)、また1997年(第7回)および2001年(第11回)「国際古楽コンクール〈山梨〉」、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、2000年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。2002年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。
 1991年よりプロデュースも含め40作品近くのCDを主にALM RECORDSよりリリース。中でも「鍵盤音楽の領域」(Vol.1~9)、チェンバロによる「ゴールトベルク変奏曲」、「J.S.バッハ オルガン作品集 Vol.1」、オルガン作品集「最愛のイエスよ」、ジルバーマン・ピアノによる「J.S.バッハ パルティータ[全曲]」、16フィート弦付チェンバロによる「ゴルトベルク変奏曲」、「バッハの錬金術 Vol.1 ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤楽器のためのソナタ全曲/二つのトッカータ」、「バッハの錬金術Vol.2 適正律クラヴィーア曲集」シリーズほか多数の作品が、「レコード芸術」誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。
 2005年より鍵盤楽器の新領域とも言えるシンフォニーのピアノ連弾版に取り組み多方面から注目を集めている。2006年、NHKラジオ第1「ときめきカルチャー」コーナーに年間を通して出演。1998~2010年3月フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。2012年、2013年、東京で上演されたラモーのオペラ『プラテ』、『レ・パラダン』にて音楽監督を務めた。また、近年、ドイツ、リトアニア、アイスランド等の各国で、オルガン、チェンバロなどを駆使して、即興演奏を含む多彩なレパートリーによってコンサートを行い、注目を集めている。


山川節子(チェンバロ)

 鍵盤楽器奏者。幼少期を福島県いわき市四倉町で過ごす。早くからソリスト、アンサンブル奏者、また、指導者として活動。ピアノ演奏の基礎を井口愛子氏に学び、演奏、作曲、アンサンブルなど各分野で多くの良き指導者に恵まれる。後に、演奏法と指導法について武田宏子氏のもとで研鑽を積む。
 現在は、独自の演奏哲学をもって、モダン・ピアノ、フォルテピアノ、チェンバロなどを自在に駆使し、多彩なレパートリーを適切な解釈で演奏。自ら企画、演奏するコンサートを多数開催し、多方面から高い評価を得ている。
 また特に、初心者からプロまで、子供から高年齢者まで、それぞれの状態に合わせた独創的な指導法を実践する指導者としての活動が、高い成果を上げている。
 1988年より2000年まで「子供のためのトークコンサート」を各地で開催。一方で1980年ごろから古楽に興味を持ち、武久源造氏はじめ多くの古楽奏者から示唆を得て、1995年からチェンバロ、フォルテピアノなどの演奏に携わる。また、武久源造氏に30余年に渡って協力し、多様な音楽シーンの製作、放送およびCD製作などに関わり、コンサートおよびCD録音での共演も多数。2005年より「交響曲を連弾で」シリーズを開始。作曲者自身が編曲したピアノ連弾版を使用し、多方面から注目を集めている。2007年よりスクエアピアノの活動を開始、2014年、15年はスクエアピアノとシングルアクションハープによる演奏会を企画・演奏し、高い評価を受ける。2017年には、クレメンティ社製スクエア・ピアノ(1815年オリジナル)を入手、これを使用してさらに活動の幅を広げている。


Johann Sebastian Bach
Clavier-Übung Teil II

Italienischen Konzert F-Dur BWV971*
 [1] I. (without tempo designation)
 [2] II. Andante
 [3] III. Presto

Französischen Ouvertüre h-Moll BWV831*
 [4] Ouverture
 [5] Courante
 [6] Gavotte I – Gavotte II
 [7] Passepied I – Passepied II
 [8] Sarabande
 [9] Bourrée I – Bourrée II
 [10] Gigue
 [11] Echo

Johann Christian Bach
ソナタ ニ長調 Op.5-2 Sonata D-Dur Op.5-2*
 [12] I. Allegro di molto
 [13] II. Andante di molto
 [14] III. Minuetto

Wolfgang Amadeus Mozart
四手のためのソナタ(K19d)Sonata C-Dur für Klavier zu vier Händen K.19d * ⁑
 [15] I. Allegro
 [16] II. Menuetto - Trio
 [17] III. Rondo (Allegretto)

[18] Andante mit 5 Variationen G-Dur für das Klavier zu vier Händen K.501 * ⁑


cembalo
Genzoh Takehisa *
Setsuko Yamakawa (secondo)⁑

Instruments
Cembalo with a 16-foot stop at the Iwaki Performing Arts Center (Alios):
Matthias Kramer, Germany 2008 after Zell/Hass 1754

Tuner: Toshihiko Umeoka

  • Neidhardt (für das Dorf) [1]–[11]
  • Young [12]–[14]
  • Vallotti [15]–[18]


Recorded at Iwaki Performing Arts Center (Alios) Recital Hall, 17-20 August 2019