2007年1月新譜情報(1月7日発売) 鍵盤音楽の領域 vol.7 ■バッハ古往今来/武久源造(チェンバロ) レコード芸術特選盤 ALCD-1085 税込価格2,940円 J. S. バッハ: プレリュード ハ短調 BWV921 ファンタジア ト短調 BWV917 トッカータ ト長調 BWV916 組曲 ヘ短調 BWV823 四つのドゥエット BWV802-805 フランス風序曲 BWV831 使用楽器 久保田彰製作 2002年(モデル:ゴットフリート・ジルバーマン1740年頃) フィリップ・タイアー製作 1993年(モデル:クリスティアン・ツェル 1728年) 録音:2005年10月24-26日 秩父ミューズパーク音楽堂 武久源造の久々のチェンバロ・ソロアルバムはバッハ。若き日のバッハが書いた作品と晩年の円熟期の作品を収めたこのアルバムにおいて、武久は自らの人生をバッハの生涯になぞらえる。バッハが様々な音楽と出会うなかで自分の語法としていったもの、そして青春時代から晩年にいたるまで変わらず持ち続けていた音楽の根底にあるものとは何であったのか。聞こえてくる音楽は、武久とバッハの対話でもある。演奏者自身による渾身のライナーも読み応え十分。 ■祈り 〜邦人作曲家によるオルガン曲集〜/保田紀子(オルガン) 朝日新聞クラシック試聴室推薦盤 ALCD-69 税込価格2,940円 保田紀子(オルガン) 高橋明邦(パーカッション) 1. 中川俊郎:声を伴ったパッサカリア(松本市委嘱作品 1995年7月27日初演) 2. 松平頼暁:祈り〜オルガンのための〜(松本市委嘱作品 1997年7月16日初演) 3. 近藤譲:ノヴィタス・ムンディ〜オルガンのための〜(松本市委嘱作品 1998年7月16日初演) 4. 鈴木輝昭:コンドゥクトゥス〜オルガンとティンパニのための〜(1992年10月5日初演) 5-8. 新実徳英:風神・雷神(1997年7月16日松本ヴァージョン初演) 録音:2006年4月25-27日 ザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール) 松本市音楽文化ホールのオルガニストで、特に現代音楽のスペシャリストとして数々の新作の初演に携わってきた保田紀子による邦人作品集。和洋様々な打楽器を操る高橋明邦との共演で、壮大なオルガン宇宙を探求する。日本を代表する5人の作曲家の作品は、いずれもオルガンという楽器の限りない可能性を感じさせる。 ■Composer Group Cue Works(作曲家グループCue作品集) ALCD-70 税込価格2,940円 有馬理絵(クラリネット)木ノ脇道元(フルート)佐藤紀雄(ギター)末永 千湖(ヴァイオリン)底押千鳥(ヴァイオリン)中島久美(ヴァイオリン)西山健一(チェロ)藤原亜美(ピアノ)濱崎由紀(E♭クラリネット)野田祐介(B♭クラリネット) 芳賀史徳(B♭クラリネット)伊藤圭(バス・クラリネット) 篠田昌伸:アズール 内田祥子:ユニオン 深見麻悠子:ムーヴメント 浅井暁子:フィクセイション 北條美香代:デュオ・イン・ア・ストレインド・タイム 田渕大次郎:プラスティック・メモリー 東京芸術大学を卒業した若手作曲家6人によって結成された作曲家グループCue(キュー)の初めての作品集。旋律、和声、リズムという音楽の要素を巧みに料理し、多彩な表現方法を提示する彼らの音楽は、ポップで新鮮な感覚にあふれている。{ TYサポートプログラム助成作品 ■ファゴット・イン・トリオ/前田信吉(ファゴット) ALCD-9063 税込価格2,940円 白尾隆(フルート) 青山聖樹(オーボエ) 鈴木良昭(クラリネット) 前田信吉(ファゴット) 長尾洋史(ピアノ) グリンカ:悲愴三重奏曲 ニ短調(クラリネット、ファゴットとピアノのための) プーランク:ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲 FP 43 ベートーヴェン:ピアノ、フルートとファゴットのための三重奏曲 ト長調 WoO 37 ファゴットの前田信吉が木管の達人たちと繰り広げる三重奏曲集。憂いに満ちたハーモニーが美しいグリンカ、丁々発止のやりとりが魅力的なプーランク、フルートとファゴットの掛け合いが協奏的に展開するベートーヴェン。ファゴットを軸として三者三様の世界を聴かせる。