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バッハ × ピアソラ
 Bach × Piazzolla



ALCD-9243 税込価格¥3,300(税抜価格¥3,000) 2023/05/07発売  JAN 4530835 115298
平野智美〈チェンバロ〉 
弦楽五重奏:長岡聡季 大光嘉理人 吉田篤 懸田貴嗣 西澤誠治
編曲:日下部進治

Tomomi Hirano, harpsichord
Satoki Nagaoka, Karito Ohmitsu, violin
Atsushi Yoshida, viola
Takashi Kaketa, violoncello
Seiji Nishizawa, contrabass



レコード芸術 準特選盤
音楽現代 準推薦盤
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Mikiki コラム (intoxicate)link




ヨハン・ゼバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)

チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052[チェンバロと弦楽五重奏]†
   [1] I. アレグロ
   [2] II. アダージョ
   [3] III. アレグロ

平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第15番 ト長調 BWV884[チェンバロ]†
   [4] プレリュード   [5] フーガ

平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第18番 嬰ト短調 BWV887[チェンバロ]‡
   [6] プレリュード
   [7] フーガ

[8] 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 プレリュード ハ長調 BWV846[チェンバロ]‡



アストル・ピアソラ Astor Piazzolla (1921-1992)
[編曲:日下部進治 Arr. Susumu Kusakabe]

[9] アヴェ・マリア[ヴァイオリン*とチェンバロ]‡
[10] オブリヴィオン[チェンバロ]‡
[11] リベルタンゴ[チェンバロと弦楽五重奏]†
[12] アディオス・ノニーノ[チェンバロと弦楽五重奏]†



平野智美〈チェンバロ〉
長岡聡季* 大光嘉理人〈ヴァイオリン〉
吉田篤〈ヴィオラ〉
懸田貴嗣〈チェロ〉
西澤誠治〈コントラバス〉

使用チェンバロ:
† Model: Pascal-Joseph Tskin / Michael Johnson, 1989, England
‡ Model: Johannes Ruckers, 1638 / Joel Katzman, 2004, Amsterdam

A=415Hz


<録音>
2022年9月7-9日 浦安音楽ホール



バッハとピアソラという、異質とも捉えられている2人の作品を対等に取り上げたCD。企画者でもあるチェンバロ奏者・平野智美は、「2人の間に根源的な共通点があるように感じた」と語る。18世紀ドイツ・ライプツィヒに実在したライヴハウス、テレマンやバッハの作品などが数多く演奏されたカフェ・ツィンマーマンを彷彿とさせる。平野智美の高い企画力と演奏能力、日下部進治の編曲の巧みさ、弦楽五重奏の生命力が光る。




平野智美(チェンバロ) Tomomi Hirano, harpsichord
 
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学院音楽研究科修了。文化庁特別派遣芸術家在外研修員としてイギリスに派遣され研鑽を積む。チェンバロを鈴木雅明、N.パール、オルガンを今井奈緒子、廣野嗣雄、ピアノを半澤美緒子、故勝谷壽子、室内楽を小畑善昭、金昌国、小林道夫の各氏に師事。第3回やちよ音楽コンクールピアノ部門入賞。第13回国際古楽コンクール〈山梨〉チェンバロ部門最高位受賞。日演連オーディションに合格し、東京文化会館にて室内楽リサイタルを開催。文化庁新進芸術家公演事業「ニューアーティストシリーズ2005」に選出される。
これまでにクリストファー・ホグウッド、ゲルハルト・ボッセ、マルティン・シュナイト、小澤征爾指揮の演奏会に出演するほか、国際ダブルリード・フェスティバルの公式伴奏を務める。東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、千葉交響楽団、横浜バロック室内合奏団、ヘンデル・フェスティバル・ジャパン、ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルなどの公演に出演している。
コジマ録音より「〈1685〉後期バロックの3巨匠」(音楽現代推薦盤)リリース。ハイニヘン「新しい通奏低音奏法」翻訳書にて、リアリゼーションを担当するなど幅広く活動する。2016〜2018年、国立音楽大学非常勤講師。現在、千葉経済大学短期大学部非常勤講師として後進の指導にあたるほか、国内外の演奏家と共演を重ねている。



長岡聡季(ヴァイオリン)
Satoki Nagaoka, violin

東京藝術大学附属高校、同大学、同大学院修士課程を経て、シューベルトの室内楽曲研究及び演奏により同大学院博士課程室内楽科初の博士号(音楽)を取得し修了。これまでにヴァイオリンを磯恒男、高橋孝子、大谷康子、若松夏美、岡山潔、松原勝也、ヴァルター・フォルヒャートの各氏に師事。台湾で4回のリサイタルを開催、またフランス・イタリア・韓国・アルジェリア等の音楽祭に招かれるなど、国際的に演奏活動を展開。横浜シンフォニエッタのコンサートマスターを務める他、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、神戸市室内合奏団他、各地のオーケストラにゲスト・コンサートマスターとして招聘されている。オリジナル楽器奏者としては、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカなど、国内の主要な団体で演奏している。東京藝術大学室内楽科非常勤講師を経て、現在北海道教育大学岩見沢校准教授。


大光嘉理人(ヴァイオリン)
Karito Ohmitsu, violin

愛知県豊田市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科を経て東京藝術大学大学院音楽研究科修了。これまでに中部フィルハーモニー交響楽団及び名古屋フィルハーモニー交響楽団、愛知室内オーケストラと共演。‘18年’19年学内選抜者による第44回、第45回「藝大室内楽定期」に出演。‘19年ロストロポーヴィチ国際音楽祭に参加。‘19年7月「PMF 2019アカデミー」に参加。「GARAコンサート」にてコンサートマスターを務める。‘21年東京藝術大学アート・リエゾン・センターレジデントアーティスト。ソリストや室内楽奏者として多方面で活躍するほか、国内プロオーケストラにコンサートマスターや首席、次席奏者として客演。また、古楽器奏者としても活動している。令和5年度豊田市文化振興財団より豊田文化新人賞を受賞。横浜シンフォニエッタヴァイオリン奏者。


吉田篤(ヴィオラ)
Atsushi Yoshida, viola

山口県出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学大学院室内楽科ヴィオラ専攻修了。数多くの国内オーケストラにおいて客演首席奏者を務める。現在、東京藝術大学講師。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席ヴィオラ奏者。東京シンフォニエッタメンバーとして佐治敬三賞、日本音楽コンクール委員会特別賞、アーニマ四重奏団メンバーとして緑の風音楽賞を受賞。自身のユニットで豪華客船でのショーに出演するなど幅広く活動を展開。また日本を代表するタンゴヴァイオリン奏者として小松真知子&タンゴクリスタル、京谷弘司トリオ等、国内主要タンゴバンドで活躍。アルゼンチン・ブエノスアイレスに於いても公演、レコーディングを行う。


懸田貴嗣(チェロ)
Takashi Kaketa, violoncello

東京藝術大学院修了後、ミラノ市立音楽院で学ぶ。イタリア・ボンポルティ国際古楽コンクールで第1位、聴衆賞を受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン、リクレアツィオン・ダルカディア、ラ・ヴェネシアーナのメンバーとして、国内のみならずヨーロッパ諸国などの世界各地の音楽祭に出演している。これまで通奏低音奏者としてエマ・カークビー、ミカラ・ペトリ、エンリコ・オノフリなど多くの著名なソリストと共演している。CD「ランゼッティ:チェロ・ソナタ集」で文化庁芸術祭優秀賞を受賞。コンセール・エクラタンとのチェロ協奏曲、ボッケリーニ:弦楽三重奏全曲ツィクルス、主宰するアンサンブル・パルテノペ公演のプロデュースなど活動の幅は益々広がっている。2021年度より下田国際音楽コンクール審査員。メンバーをつとめるクァルテット・オチェーアノが「ギロヴェッツ:弦楽四重奏曲作品42」(世界初録音)をOMFレーベルよりリリース、大きな話題となった。


西澤誠治(コントラバス)
Seiji Nishizawa, contrabass

札幌市生まれ。東京藝術大学卒業、及び大学院修了。東京シティ・フィルを経て読売日本交響楽団入団、首席奏者も務めた。ソロ、室内楽でも盛んに活動するが、特にモーツァルトのバス歌手とコントラバス奏者のためのコンサート・アリア「Per questa bella mano(このうるわしい御手のために)」K.612では世界的バス歌手Conal Coad氏と共演した。なお、この曲の演奏の際にはウィーン式調弦(A-F#- D-A-Fの変則調弦)のコントラバスを使用している。
現在、読響を定年退職しフリーランス。客演首席として国内外のオーケストラに招聘されている。また古楽奏者としてはバッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカに創立時より加わり、数々のコンサート、レコーディング、海外ツアーに参加している。


日下部進治(編曲)
Susumu Kusakabe, arrangement

武蔵野音楽大学作曲学科および同大学院修了。日本音楽コンクール入選ほかオランダガウデアウムス音楽週間などの海外の音楽祭でも作品が紹介される。東儀秀樹、須川展也、日野皓正など様々なアーティストの作編曲のほか、NHK北斎幻の肉筆画、NHKニューイヤーオペラコンサート、リサイタル・ノヴァ、レコード大賞オープニングアクト、ヴァンクリーフ日本出店記念ライブ、京都国民文化祭オープニングショー、中国交正常化50周年記念慶典、バレエ「えんとつ町のプペル」(中原達彦共編)、ミュージカル劇団カスタリア「オーブ」、こども定期演奏会、CM「白霧」などの作編曲も担当。そのほか私立大成高校120周年、聖園学園短期大学記念コンサート、函館遺愛女子校創立記念にて委嘱作品が発表される。クラシカルのみならず様々なジャンルで活躍する。
ウェブサイト: https://kusa-comp.com/



Johann Sebastian Bach (1685-1750)

Harpsichord Concerto No. 1 in D minor, BWV1052 [Harpsichord & String Quintet]
   [1] I. Allegro
   [2] II. Adagio
   [3] III. Allegro

The Well-Tempered Clavier, Book 2/No. 15, Prelude and Fugue in G major, BWV884 [Harpsichord]
   [4] Prelude
   [5] Fugue

The Well-Tempered Clavier, Book 2/No. 18, Prelude and Fugue in G-sharp minor, BWV887 [Harpsichord]
   [6] Prelude
   [7] Fugue

[8] The Well-Tempered Clavier, Book 1/No. 1, Prelude in C major, BWV846 [Harpsichord]



Astor Piazzolla (1921-1992)
[Arr. Susumu Kusakabe]

[9] Ave Maria (Tanti anni prima) [Violin* & Harpsichord]
[10] Oblivion [Harpsichord]
[11] Libertango [Harpsichord & String Quintet]
[12] Adiós Nonino [Harpsichord & String Quintet]



Tomomi Hirano, harpsichord
Satoki Nagaoka*, Karito Ohmitsu, violin
Atsushi Yoshida, viola
Takashi Kaketa, violoncello
Seiji Nishizawa, contrabass

harpsichord:
† Model: Pascal-Joseph Tskin / Michael Johnson, 1989, England
‡ Model: Johannes Ruckers, 1638 / Joel Katzman, 2004, Amsterdam

A=415Hz


Recorded at Urayasu Concert Hall, 7-9 September, 2022