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セロ弾きのゴーシュ 林光作品集

Machiko Sayama and Mari Fujiwara plays Hikaru Hayashi
Gauche the Cellist

ALCD-9234 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2022/04/07発売 JAN 4530835 114093
佐山真知子(うた・語り) 藤原真理(チェロ)
Machiko Sayama, vocal, narration
Mari Fujiwara, cello


音楽現代 推薦盤




林光 Hikaru Hayashi (1931-2012):

[1] 星めぐりの歌(宮澤賢治 詩・曲/林光 編曲)
[2] 三十五億年のサーカス(佐藤信 詩)
[3] この害虫(むし)だけは・・・(吉行理恵 詩)
[4] グランド電柱(宮澤賢治 詩)
[5] ねがい(佐藤信 詩)
[6] ばらを植えよう(ポーランド古謡/工藤幸雄 訳)
[7] 夢(キム・ジハ 詞・井出愚樹 訳)
[8] 祈り(宮澤賢治 詩/林光 曲/吉川和夫 編曲)★
[9] すきとおるものが一列(宮澤賢治 詩)

チェリストのための童話「セロ弾きのゴーシュ」(林光 詞/宮澤賢治原作による)★
  [10] ねこの訪問と〈印度の虎狩り〉
  [11] かっこうのドレミファ
  [12] 仔だぬきのデュエット
  [13] 野ねずみの母子(おやこ)
  [14] 音楽会の夜

[15] あまのがわ(宮澤賢治 詩)
[16] きらきらちいさなおほしさま(マザー・グース/谷川俊太郎 訳)★
[17] 若い柏の木と柏の木大王の歌(宮澤賢治 詩)
[18] 八匹めの象の歌(B.ブレヒト 詞/長谷川四郎+林光 訳)
[19] 歩くうた(谷川俊太郎 詩)
[20] ものがたり(佐藤信 詩/林光 曲/吉川和夫 編曲)★
[21] 告別(E.カストロ 原詩/林光 詩)
[22] 花のうた(佐藤信 詩)★
[23] ポラーノの広場のうた(宮澤賢治 詩)
[24] 星めぐりの歌(宮澤賢治 曲/林光 編曲)★

★…初録音


佐山真知子(うた,語り) Machiko Sayama, vocal, narration … [1]-[23]
藤原真理(チェロ) Mari Fujiwara, cello … [1], [8], [10]-[14], [20], [22], [24]
倉戸テル(ピアノ) Teru Kurato, piano … [1]-[24]


<録音>
富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ 2021年9月2-3日
Recording Location & Date: Cultural Centre of Fujimi City, 2-3 September 2021



佐山真知子の『林光作品集』第3集。第1集(1996年)、第2集(2014年)を通じてさまざまな林光の歌(ソング)を収録してきたが、今回のメイン作品は初録音の『チェリストのための童話/セロ弾きのゴーシュ』である。そこに佐山真知子がこれまで収録してこなかった宮澤賢治詩によるソングと、1960年代から90年代までの多様なソングを組み合わせてみると、まるで一夜のコンサートのようなプログラムが出来上がった。




林光(作曲) Hikaru Hayashi, composition
1931年10月22日、東京生まれ。東京藝術大学作曲科中退。尾高尚忠、池内友次郎に作曲を師事。1953年間宮芳生、外山雄三と作曲グループ「山羊の会」を結成。同年、「交響曲ト調」で芸術祭賞、1956年「オーケストラのための変奏曲」で第4回尾高賞、1961年映画「裸の島」(新藤兼人監督)の音楽でモスクワ映画祭作曲賞、1996年ヴィオラ協奏曲「悲歌」で第44回尾高賞など受賞。作品は器楽曲、声楽曲、劇音楽、映画音楽など多岐にわたり、合唱曲「原爆小景」をはじめ、社会的メッセージをもった作品も多い。また日本語と音楽との自然な結びつきを探求。オペラは「白墨の輪」「白いけものの伝説」「セロ弾きのゴーシュ」「森は生きている」「吾輩は猫である」「変身」「三人姉妹」等々、30作をこえる。日本オペラの多大な成果により、オペラシアターこんにゃく座の芸術監督および座付作曲家として第30回サントリー音楽賞を受賞。「私の戦後音楽史」(平凡社)、「日本オペラの夢」(岩波新書)、「林光 作曲家の道具箱」(一ツ橋書房)、「現代作曲家探訪記」(ヤマハミュージックメディア)、「光さんの贈りもの」(大原哲夫編集室)など多数の著書のほか、CD20枚+書籍1巻からなる「林光の音楽」(小学館)がある。2012年1月5日没。



佐山真知子(ソプラノ) Machiko Sayama, soprano
神奈川県立厚木高校、国立音楽大学声楽科卒業、武岡賞受賞、同大学オペラ研究室修了。越川喜光、久岡昇氏に師事。1974年~1985年オペラ小劇場こんにゃく座座員。1987年~1989年オペラシアターこんにゃく座研修所講師。座では明るく身軽な役を数多く演じた。1981年、林光作曲オーケストラのための童話「セロ弾きのゴーシュ」では、歌と語りでレコーディングと舞台初演。1996年よりオーケストラ版、室内楽版、トリオ版で藤原真理(チェロ)と共演を重ねている。1995年・2001年には林光作曲のカンタータ「脱出」にソリストとして出演。1996年CD林光作品集「月の船の歌」をリリース。1999年「魔法のことば」を吉川和夫氏に、2010年「鹿よ、おれの兄弟よ」を林光氏に委嘱初演。2014年CD林光作品集「祖母の子守うた」をリリース。CD発売記念コンサートともに絶賛される。リサイタル、ふたりコンサートなどのほか、各地のコンサートに出演。



藤原真理(チェロ) Mari Fujiwara, cello
大阪生まれ。1959年に桐朋学園「子供のための音楽教室」に入学し、以後15年間、日本を代表する指揮者、チェリストそして教育家である斎藤秀雄に師事。71年第40回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位および大賞を受賞。その後世界の巨匠であるフルニエ、ロストロポーヴィチ両氏に師事。78年第6回チャイコフスキー国際コンクールにおいて第2位を受賞。以後名実ともに日本を代表するチェリストとして国内外で活躍。2012年秋には世界的名手ジャン=ジャック・カントロフ(バイオリン)とウラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ)と結成している<モーツァルト・トリオ>の日本ツアーを全国6か所で実施。 2019年には演奏活動40周年を迎えた。 DENONレーベルよりソナタ集、室内楽など多数CDをリリース。2014年秋J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲の新録音<J.S. Bach 6 Suites a Violoncello solo senza Basso>をナクソス・ジャパンよりリリースし、レコード芸術誌特選盤に選ばれるなど好評を博す。
藤原真理オフィシャルサイト http://www.mari-fujiwara.com/


倉戸テル(ピアノ) Teru Kurato, piano
大阪生まれ。東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、東京芸術大学大学院修士課程を修了後渡米、ジュリアード音楽院大学院卒業。ソロの活動としてはパスカル・ヴェロ指揮の仙台フィルハーモニー管弦楽団定期公演にてソリストを務めるなどオーケストラとの共演や、ニューヨーク、東京、大阪などで多数のリサイタルを開催している。また、室内楽の分野では数多くの演奏家と共演し絶大な信頼を得ている。特に1996年に始まったチェロ奏者藤原真理との共演回数は250回を超える。2008年にベートーヴェンのピアノトリオ「街の歌」を中心としたCDをリリースした(オクタヴィア・レコード/OVCX00042)。
現在、宮城教育大学教授。