■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集[Vol.I]
Complete Violin Sonatas Vol.I
ALCD-9216 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2020/12/07発売 JAN 4530835 113256
古沢英子(ヴァイオリン) ジョージ・マルティン(ピアノ)
Eiko Furusawa violin
Georges Martin piano
stereo 今月の優秀録音盤
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 作品12-1
[1] I. Allegro con brio
[2] II. Tema con Variazioni. Andante con moto
[3] III. Rondo. Allegro
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品12-2
[4] I. Allegro vivace
[5] II. Andante, più tosto Allegretto
[6] III. Allegro piacevole
ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 作品23
[7] I. Presto
[8] II. Andante scherzoso più Allegretto
[9] III. Allegro molto
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24《春》
[10] I. Allegro
[11] II. Adagio molto espressivo
[12] III. Scherzo. Allegro molto
[13] IV. Rondo. Allegro ma non troppo
古沢英子(ヴァイオリン)
ジョージ・マルティン(ピアノ)
録音:
ソノリウム 2020年3月23−26日
ワーグナーが設立し、1895 年にはブラームスも客演指揮者となった名門チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団にて、楽団初のコンサートミストレスを23年間務めたヴァイオリニスト・古沢英子。彼女のかねてからの念願であったベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタの全集録音がスタート。共演は、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の専属ピアニストで、ルドルフ・ケンぺ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、セルジュ・チェリビダーケなど偉大な指揮者と共演を重ねてきたジョージ・マルティン。
古沢英子 Eiko Furusawa
東京に生まれる。東京芸術大学音楽学部を首席で卒業後、渡欧。
イギリスとスイスの奨学金を受け、ベルン音楽院にてマックス・ロスタール氏に師事。1980年同音楽院を卒業後、同年チューリッヒ室内合奏団のコンサートマスターに就任。1985年チューリッヒ・トーンハレオーケストラで女性としては史上初めてのコンサートマスターに就任。渡欧以来、ソリストとして数々の音楽祭に出演。チェコのプラハにてヨーゼフ・スーク氏とJ.S.バッハの2つのヴァイオリンの為のコンチェルトを共演。日本をはじめとしてヨーロッパ各地で演奏活動を行い、日本でも定期的に演奏活動を行っている。室内楽ではルドルフ・ブッフビンダー(シューマン:ピアノ五重奏曲、南アメリカ演奏旅行)、ジェームズ・ゴールウェイ (シュポア:九重奏曲)、ピンカス・ズッカーマン (メンデルスゾーン:八重奏曲)、ハインリヒ・シフ(シューベルト:八重奏曲)、アンサンブル・ウィーン=ベルリン等と共演している。
1997年スイス政府よりハノイ・シンフォニー・オーケストラ指導のためベトナムに派遣され、ハノイにて演奏会を行う。それを機に度々ベトナムやタイに指導と演奏会のために招かれている。2008年トーンハレオーケストラを去り、2019年夏に定年退職するまでヴィンタートゥール音楽院で後進の指導にあたり、たくさんの音楽家を育ててきた。
ジョージ・マルティン Georges Martin
チューリッヒに生まれる。バーゼルとチューリッヒの音楽学校でピアノの基礎を学んだ後、エリック・ラインスドルフとボザール・トリオのメンバーのもとで楽曲解釈の知識を広げる。チューリッヒ・トーンハレオーケストラでの専属ピアニストとしてルドルフ・ケンぺ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、セルジュ・チェリビダーケなどの偉大な指揮者との共演を通じて音楽性を大きく豊かに発展させた。クラシック音楽だけでなく現代芸術への関心も高く、数多くの現代音楽の演奏を通じて音楽的個性を培っている。ピエール・ブーレーズ、ヴォルフガング・リーム、ハインツ・ホリガー、アルヴォ・ペルト、ジョン・ケージらと一緒に彼らの作品を研究し、演奏するという機会に恵まれた事は特筆に値するだろう。スイス国内や、RIAS、ARDでのいくつかのラジオ録音は、ピアニストとしての多様な活動を示している。繊細でかつユニーク、意表をつく彼の音楽解釈には定評がある。
Ludwig van Beethoven:
Violin Sonata No.1 in D-major Op.12-1
[1] I. Allegro con brio
[2] II. Tema con Variazioni. Andante con moto
[3] III. Rondo. Allegro
Violin Sonata No.2 in A-major Op.12-2
[4] I. Allegro vivace
[5] II. Andante, più tosto Allegretto
[6] III. Allegro piacevole
Violin Sonata No.4 in A-minor Op.23
[7] I. Presto
[8] II. Andante scherzoso più Allegretto
[9] III. Allegro molto
Violin Sonata No.5 in F-major Op.24 “Spring”
[10] I. Allegro
[11] II. Adagio molto espressivo
[12] III. Scherzo. Allegro molto
[13] IV. Rondo. Allegro ma non troppo
Eiko Furusawa violin
Georges Martin piano
Recording Location: sonorium (Tokyo)
Recording Dates: 23-26 March 2020