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笙韻若水(しょういんみずのごとし) 〜真鍋尚之 作曲と笙の世界〜
As It Flows — The Resonance of Sho / Composed by Naoyuki Manabe



ALCD9182.jpgALCD-9181 税抜価格2,500円 2018/06/07発売
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真鍋尚之(作曲・笙)
Naoyuki Manabe, Sho

レコード芸術 準特選盤


真鍋尚之

[1] 呼吸III
   笙:真鍋尚之
[2] 呼吸IV
   笙:真鍋尚之
[3] 箏四重奏曲
   箏:螺鈿隊(市川慎・山野安珠美・梶ヶ野亜生・小林真由子)
[4] 呼吸V
   笙:真鍋尚之
[5] Trio 〜笙と二面の箏のための〜
   笙:真鍋尚之
   箏:梶ヶ野亜生・山野安珠美
[6] 対峙II 〜笙と中国笙のための〜
   笙:真鍋尚之
   中国笙:吴巍(ウーウェイ)


〈録音〉
[1][2] 2003年10月22日 浜離宮朝日ホール [ライヴ録音]
[3]-[5] 2006年11月7日 浜離宮朝日ホール[ライヴ録音]
[6] 2012年12月25日 東京オペラシティ リサイタルホール[ライヴ録音]


作曲家・笙奏者として独自の地位を築いている真鍋尚之、17年ぶりのセカンド・アルバムは全作品自作。2003年、2006年、2012年に行われた過去のリサイタルのライヴ録音で、笙の独奏曲だけでなく、箏や中国笙との共演を含んでいる。音楽には「呼吸」がもっとも大切であると考える真鍋が、呼吸しながら演奏する楽器である笙のために作曲し、それを自ら演奏することによって拓かれた独自の世界を聴くことができる。



真鍋尚之(作曲・笙
 神奈川県立弥栄東高校音楽コース卒業。洗足学園大学(専攻:作曲・声楽)および東京芸術大学邦楽科雅楽専攻卒業。
 作曲では1990年第14回神奈川県合唱曲作曲コンクールにて《愛恋する悪の華》佳作。1994年第18回同コンクールにて《みどり色の蛇》最高位入賞。1998年第1回国立劇場作曲コンクールにて笙独奏曲《呼吸II》を自作自演し優秀賞(第1位)受賞。
 演奏では、1999年国際芸術連盟第4回JILA音楽コンクール第2位。2004年現代邦楽研究所10周年記念事業「東京・邦楽コンクール」第1位。
 2000年より笙の可能性を追求した「真鍋尚之笙リサイタル」シリーズを開始(第1回:紀尾井ホール、第2回:横浜みなとみらい小ホール、第3・4回:浜離宮朝日ホール、第5・6回:東京オペラシティ リサイタルホール)、特に第3回は読売新聞「回顧2003クラシック・4氏が選んだベスト5」に選ばれる。笙の独奏曲の他、箏・十七絃、ヴァイオリン、コントラバス、打楽器などとの共演で作品を発表し「独奏楽器としての笙」の可能性を飛躍的に高めた。
 また雅楽の演奏家として小野雅楽会および十二音会において笙・楽箏・楽琵琶・右舞の演奏を担当し雅楽普及のために尽力している。2000〜08年日本音楽集団のメンバー。
 CDは2001年に『呼吸〜真鍋尚之笙リサイタル』をコジマ録音よりリリース。
 2011年5月〜2012年5月まで文化庁文化交流使としてドイツを中心に12か国30以上の都市で作曲家とともに笙の新しい可能性を追求した作品を作るための共同作業を行い、ソロを中心に50回以上の演奏会を開いてきた。帰国後も定期的にソロをはじめアンサンブル、また雅楽の古典をヨーロッパに紹介する企画をオーガナイズしている。
 2013年小野雅楽会欧州公演(モスクワ、サンクトペテルブルク〈ロシア〉、インゲルハイム、ベルリン〈ドイツ〉、ハル・イン・チロル〈オーストリア〉)。2014年小野雅楽会欧州公演(ベルリン、アテネ〈ギリシャ〉、バルセロナ〈スペイン〉)。
 また世界各地の音楽祭に参加。2011年ルール・トリエンナーレ(ドイツ)、2012年メルツムジーク(ベルリン・ドイツ)、2013年 ロマネスクの夏音楽祭(ケルン・ドイツ)、エカテリンブルク・ユーラシア国際音楽祭(ロシア)、2016年クラスノヤノスク国際室内楽音楽祭(ロシア)、国立アジア文化殿堂 開館1周年記念フェスティヴァル(光州・韓国)、2017年雅楽ヨーロッパ公演(マドリード〈スペイン〉、ケルン〈ドイツ〉、エクサンプロヴァンス〈フランス〉、ダブリン〈アイルランド〉)。
 小野雅楽会、十二音会会員。國學院大學・青葉雅楽会講師、共立女子大学講師。


【螺鈿隊 RADENTAI】
市川慎・山野安珠美・梶ヶ野亜生・小林真由子により1997年結成された箏カルテット。1999年東京にて初ライブ開催。以来、コンサートやライブの企画・公演他、東京・名古屋・大阪をはじめとする全国各地にて、様々な演奏活動を行っている。数々のコンクール入賞、リサイタル開催、海外公演、テレビ出演等、ソリストとしてもそれぞれに活動するメンバーだが、スピード感とグルーブ感に溢れるエネルギッシュな四人一体となった合奏には定評がある。また古典だけでなく、現代音楽、J-pop、即興など、多種多様なシーンでの柔軟なパフォーマンスも展開。それぞれの個性をぶつけ合いながら妥協のない音楽創りを模索・探求し続ける。

市川 慎 Shin Ichikawa (箏)
沢井比河流、一恵両氏に師事。秋田市芸術選奨を最年少で受賞。第7回長谷検校記念全国邦楽コンクール最優秀賞、文部科学大臣奨励賞受賞。平成15年度秋田県芸術選奨受賞。秋田県生田流箏曲「清絃会」副会長 。「箏衛門」「ZAN」「AUNJクラシックオーケストラ」「WASABI」メンバー。

梶ヶ野 亜生 Ai Kajigano (箏)
沢井忠夫氏、一恵氏に師事。NHK邦楽技能者育成会第43期卒業。国際交流基金主催南アジアツアー、アメリカAPAP派遣、アジア芸術見本市招聘参加等、現在海外29か国にて公演。平成12年度文化庁芸術インターシップ研修員生。平成22・23年度「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト(財団法人地域創造主催)。現在、桐の音楽院主宰、鹿児島国際大学国際学部音楽学科非常勤講師。

小林 真由子 Mayuko Kobayashi (箏)
6歳より橋本香柊のもと生田流箏曲を学ぶ。梅岡友紀子、沢井一恵に師事。津田塾大学文学部英文学科卒業後、沢井一恵の内弟子となる。舞踏家、書家、華道家、ジャズプレーヤーとのステージ等、古典、現代曲から即興音楽に至るまで多岐にわたる演奏活動を展開。学校公演や施設演奏にも力を入れている。

山野 安珠美 Azumi Yamano (箏)
NHK邦楽技能者育成会第44期修了、平成14年度文化庁新進芸術家国内研修員。平成19年山口県文化振興奨励賞、平成28年度エネルギア音楽賞等受賞。ジャンルの異なる演奏家や舞踏家との共演、TV・ラジオ出演、新作歌舞伎など舞台音楽やCD録音参加など幅広い活動を展開。またロシアでのオーケストラとの共演をはじめ、海外公演多数。並行してアウトリーチ活動にも力を注ぐ。


吴巍(ウーウェイ) Wei Wu (中国笙)
1970年中国生まれ。現代中国笙のソリストの第一人者として世界的に活躍。上海音楽学院で学んだ後、上海民族楽団のソリストとして活動。1995年DAAD奨学金を受けベルリンのハンス・アイスラー音楽院に学び、以来ベルリン在住。1996年と2002年にドイツ世界音楽コンクール「ムジカ・ヴィターレ」第1位、2011年エジンバラ国際音楽祭から「ヘラルド・エンジェル賞」など数多くの国際賞を受賞。1998年から現代音楽の150以上の作品を初演。ジョン・ケージ、ウンスク・チン、タン・ドゥンなどアンサンブル・オーケストラとの共演作品も演奏。中国笙の作曲家としてムジカ・ヴィーヴァ・ミュンヘン、ハンザ文化財団、ザクセン州文化財団など様々な作曲委嘱を受ける。2012年にはチョン・ミョンフン指揮フランス放送交響楽団とパリ・シャトレー劇場にてウンスク・チン作曲の中国笙とオーケストラのための協奏曲を上演。さらにソウル・フィルとのアメリカ、カナダツアーも行っている。




Naoyuki Manabe

[1] KOKYU III for Sho
   Sho: Naoyuki Manabe
[2] KOKYU IV for Sho
   Sho: Naoyuki Manabe
[3] Quartet for 4 Kotos
    Koto: RADENTAI (Shin Ichikawa, Azumi Yamano, Ai Kajigano, Mayuko Kobayashi)
[4] KOKYU V for Sho
   Sho: Naoyuki Manabe
[5] Trio for Sho and 2 Kotos
   Sho: Naoyuki Manabe
   Koto: Ai Kajigano, Azumi Yamano
[6] Taiji II for Sho and Sheng
   Sho: Naoyuki Manabe
   Sheng: Wei Wu


Recorings
[1][2] Hamarikyu Asahi Hall, 22 October 2003[Live Recording]
[3]-[5] Hamarikyu Asahi Hall, 7 November 2006[Live Recording]
[6] Tokyo Opera City Recital Hall, 25 December 2012[Live Recording]