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武田忠善 クラリネット・リサイタル デビュー35周年記念コンサートLIVE
TADAYOSHI TAKEDA Clarinet Recital -35th Debut Anniversary-



ALCD-9150 税込価格¥3,080(税抜価格¥2,800) 2015/04/07発売 JAN 4530835 110835武田忠善クラリネット
斎藤雅広(ピアノ)水野佐知香(ヴァイオリン)荒井章乃(ヴァイオリン)大野かおる(ヴィオラ)藤村俊介(チェロ)

Tadayoshi Takeda, clarinet
Masahiro Saitoh, piano
Sachika Mizuno, violin
Ayano Arai, violin
Kaoru Ohno, viola
Shunsuke Fujimura, cello

レコード芸術 準特選盤

彼の温かみと厚みのある中低音から華やかで品位に満ちた高音までが、切れ味の良い見事な技術で完璧にコントロールされ、その説得力の高い魅力的な音楽といったら。東洋人として初めてパリ音楽院でマスタークラスを任されたというのもむべなるかなと思わせる快演。(中村孝義氏・レコード芸術2015年5月号より



●H. ラボー (1873-1949):ソロ・ドゥ・コンクール Op.10
●C.-M. ヴィドール (1844-1937):序奏とロンド Op.72
●C. ドビュッシー (1862-1918):クラリネットのための第1狂詩曲
●F. プーランク (1899-1963):クラリネット・ソナタ FP184
●J. ブラームス (1833-1897):クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115

〈録音〉紀尾井ホール 2014年10月24日[ライヴ録音]
〈解説〉吉成順

演奏生活35年を迎えた名手・武田忠義による、円熟したコンサートのライヴ録音。フランス近代音楽の解釈において国際的に高い評価を受ける武田が斎藤雅広のピアノとともにリサイタルで奏でたのは、プーランクのソナタをはじめとする近代フランスの豊富なレパートリーから選び抜かれた名品群。そして最後には、信頼する仲間たちとの共演でブラームスのクラリネット五重奏曲が奏でられる。日本のトップ奏者たちの実力が遺憾なく発揮された一夜の興奮がここに甦る。



Tadayoshi Takeda武田 忠善(クラリネット)

1975年国立音楽大学卒業。その後フランス国立ルーアン音楽院に留学し巨匠ジャック・ランスロの許で研鑽を積み、同音楽院にて1等賞を得て卒業。1977年パリ・べラン音楽コンクール第1位、1978年第47回日本音楽コンクール第1位、第35回ジュネーブ国際音楽コンクールでは日本人初の入賞をはたし銅メダルを受賞する等、その才能を大きく開花させて楽壇に躍り出た。他の追随を許さぬ自由で魅力的な独自のスタイルは、たちまち我が国最高峰のソロ・クラリネット奏者として評価され、その地位を不動のものにしている。古典から現代音楽に至る幅広いレパートリーを持ち、楽器の可能性をも超えた甘美な音楽性とその妙技により多くの人々を魅了し続け、増々脂の乗った演奏で既に円熟の域にまで達しているとその人気も高い。教育面においても、国立音楽大学教授、エリザベト音楽大学非常勤講師として多くの逸材を育てる他、2004年、2006年、2009年には当時のパリ国立高等音楽院教授ミシェル・アリニョン氏の招きに応じて同音楽院において東洋人クラリネット奏者としてはじめてマスタークラスを行う他、シンガポール、韓国、台湾、スペインに招聘されるなど、正当なフランス派を伝える事の出来る数少ない演奏家、教育者として近年海外でも大いに注目されている。2011年には世界最大の音楽コンフェランスとして知られる、シカゴ・ミッドウェスト国際バンド・オーケストラ・クリニックに講師として招かれ、吹奏楽やオーケストラの指導者としても国内外で非常に高い評価を受けている。2015年4月より国立音楽大学学長。株式会社 ビュッフェ・グループ・ジャパン専属講師。
CD:「クラリネット・リサイタル」ブレーン(1994)。「クラリネット・リサイタル」ナミ・レコード(1999)。「武田忠善30周年クラリネット・リサイタル」ナミ・レコード(2010)。


斎藤雅広(ピアノ)

東京藝術大学出身。チェルニー=ステファンスカに師事。18歳で第46回日本音楽コンクールに優勝し、翌年NHK交響楽団との共演でデビュー、「芸大のホロヴィッツ」と称される。NHK名曲アルバム、ニューイヤーオペラコンサート、トゥトゥアンサンブルの「キーボーズ」、趣味悠々の講師等、多数のTV出演で圧倒的な人気を集める。室内楽や歌曲伴奏でも我が国最高の名手という評価を不動のものにし、現在最も多忙なピアニストとして縦横無尽な活動を展開。NHK生番組の司会も務める等、エンターテイメントな活動も多い。
http://www.masahiro-saitoh.com


水野佐知香(ヴァイオリン)

東京藝術大学卒業。日本音楽コンクール第1位。ヴィエニアフスキ国際コンクール入賞等受賞。在学中より国内外のオーケストラとの共演、リサイタル、室内楽等多くの演奏会に出演。教育活動にも情熱を傾け国内外で活躍する門下生も多い。各地での公開レッスン、音楽コンクール、国際コンクールの審査員を務める。米、仏、中国等ミュージックフェスティバルに招聘され、マスタークラス及びリサイタルを開講し好評を博す。現在、洗足音楽大学教授、弦楽合奏団ヴィルトゥオーゾ横浜代表。横浜音楽文化協会幹事、NPO法人純正律音楽協会代表。2012年度横浜文化賞受賞。


荒井章乃(ヴァイオリン)

桐朋学園大学卒業。全日本学生音楽コンクール全国大会第1位受賞。霧島国際音楽祭にて特別奨励賞及び優秀演奏賞、霧島国際音楽祭賞受賞。第6回大阪国際室内楽コンクールピアノトリオ部門第3位受賞(日本人初の入賞)。2005年、東京文化会館にてデビューリサイタルを行う。宮崎国際、防府等の音楽祭、JTアートホール室内楽シリーズ、NHK-FM「名曲リサイタル」、(財)地域創造公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム等に出演。現在、ソロ・室内楽・オーケストラ等幅広い演奏活動を行う。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団コンサートミストレス、アクロス弦楽合奏団メンバー。桐朋学園大学付属音楽教室講師。


大野かおる(ヴィオラ)

5歳よりヴァイオリンを始め、東京藝術大学付属音楽高校入学を機にヴィオラに転向。同大学を経て東京藝術大学大学院修了。藝大モーニングコンサートではダヴィッドのヴィオラ協奏曲を日本初演。ターティス国際ヴィオラコンクール(イギリス)、東京国際音楽コンクール「室内楽」で第1位入賞、及び入賞するなど、ソロと室内楽を中心に国内外のコンサートや音楽祭で幅広く活躍。これまでに著名なアーティストとの共演は数え切れず、常に高い信頼を得ている。アンサンブルofトウキョウでは創立以来、中心的メンバーとして活躍。演奏活動の傍ら、東京藝術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学などで後進の指導も行う。


藤村俊介(チェロ)

桐朋学園大学音楽学部卒業。チェロを安田謙一郎氏に師事。日本演奏連盟賞受賞。第58回日本音楽コンクール・チェロ部門第2位。1989年、NHK交響楽団入団。1993年、アフィニス文化財団の奨学生としてドイツに留学し、メロス弦楽四重奏団のペーター・ブック氏に師事。これまでにソロCD「バラ色の光り輝く雲が、ゆったりと流れ」「カサド無伴奏チェロ組曲」「ダンツァ・エスパニョーラ」等をリリース。現在、NHK交響楽団次席奏者、フェリス女学院大学講師、桐朋学園大学非常勤講師、洗足学園大学客員教授、チェロ四重奏団「ラ・クァルティーナ」メンバー。




1 Henri Rabaud: Solo de Concours for clarinet and piano Op.10

2 Charles-Marie Widor: Introduction and rondo for clarinet and piano Op.72

3 Claude Debussy: Première rhapsodie for clarinet and piano

Francis Poulenc: Sonata for clarinet and piano FP184
4 I. Allegro tristamente
5 II. Romanza
6 III. Allegro con fuoco

Johannes Brahms: Clarinet Quintet in B minor Op.115
7 I. Allegro
8 II. Adagio – Più lento
9 III. Andantino – Presto non assai, ma con sentimento
10 IV. Con moto