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ALCD9146.jpgALCD-9146 税抜価格2,800円  2015/01/07発売
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ケマル・ゲキチピアノ

Kemal Gekić, piano

レコード芸術優秀録音盤
レコード芸術準特選盤



KemalGekic.jpgKemal Gekić[1]-[11] アンドレス・アレン:シルビオ・ロドリゲスの主題による変奏(1999)
1. TEMA
2. VAR. I
3. VAR. II
4. VAR. III
5. VAR. IV (contradanza-habanera)
6. VAR. V
7. VAR. VI
8. VAR. VII
9. VAR. VIII (cha-cha-chá)
10. VAR. IX
11. VAR. X

[12]-[14] セザール・フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21(1884)
12. Prelude
13. Choral
14. Fugue

[15]-[19] アルベルト・ヒナステラ:組曲《クレオール舞曲》 Op.15 (1946)
15. I. Adagietto pianissimo
16. II. Allegro rustico
17. III. Allegretto cantabile
18. IV. Calmo e poetico
19. V. Scherzando – Coda: Presto ed energico

[20]-[22] セザール・フランク:前奏曲、アリアと終曲 FWV23(1887)
20. Prelude
21. Aria
22. Finale

[23]-[25] ボリス・パパンドプロ:3つの練習曲 〜《8つの練習曲》より(1956)
23. IV. Allegro vivace
24. II. Tempo di tango
25. I. Vivacissimo

〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場 2014年6月5-6日
〈解説〉ケマル・ゲキチ

桁外れの音楽性と超絶技巧——ショパン・コンクールで審査員の意見が真っ二つに割れ、その後の活動では常に世界中の聴衆から熱い支持を受けてきた異能のピアニスト、ケマル・ゲキチの「現在」が響く待望のソロアルバム。ゲキチが音楽の核心として敬愛するフランク、現在の拠点であり北米と南米の接点でもあるマイアミの地でゲキチが出会い、魅了されたアルゼンチンのヒナステラとキューバのアレン、そしてゲキチの祖国クロアチアが誇る作曲家パパンドプロ。ゲキチの音楽観や人生と深く共鳴するこれらの作品たちは、ピアニストの創造性によって独自の生命を獲得し、聴く者の魂を激しく揺さぶる。

ゲキチはフランツ・リストの言葉に重ねてこう語る。
「——語る。泣く。歌う。嘆息する。作品に込められた思いに自分自身の内面を重ね合わせながら、演奏家は再創作する。」
ここに収められた音楽からは、稀有な才能を持つピアニストの「人生」が聞こえる。



ケマル・ゲキチ(ピアノ)
 “燃えさかるように”、“大胆に”、時には“挑発的に”、“エキサイティングな”、“繊細な”・・・これらは、聴衆にも批評家たちにも世界的な絶賛を浴びる現代最高のおそるべきピアニスト、ケマル・ゲキチを言い表すほんの一部の言葉でしかない。

 1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール─そのあまりにも強烈な演奏に審査が分かれゲキチはファイナリストに選ばれず、これに抗議した審査員が次々に審査を辞退するという前代未聞の事件が勃発。会場の聴衆からも圧倒的な支持を得たゲキチは、このセンセーションにより一躍世界に名を馳せた。翌年、これも前代未聞、聴衆の強い要望により「幻の最終予選」としてワルシャワ・フィルの定期シリーズに招かれ、コンクール本選と同会場、同オーケストラでゲキチは演奏を披露。ショパンのピアノ協奏曲第1番に続きアンコールはピアノ・ソナタ第3番全楽章、その圧倒的なピアニズムに聴衆は驚嘆し、今や伝説として語られる世紀のコンサートとなった。
 1962年クロアチア生まれ。1982年ユーゴスラヴィアのノヴィ・サド音楽院において史上最高得点でディプロマを取得、直ちにピアノ科の教員に採用される。1981年リスト国際ピアノコンクール第2位。1985年ショパン国際コンクールでの演奏に対し、ハノーファーのショパン・ソサエティから、最優秀ソナタ特別賞を授与され、その録音はドイツでその年だけで6万枚、日本で8万枚を売り上げた。その後ヨーロッパ10カ国、日本、カナダ、ロシア、中東でツアー。彼の演奏とその半生を綴ったドキュメント番組はイタリア国営放送、NHK、CBC等10カ国で放映され、大きな反響を呼んだ。1990年代、ゲキチは突然演奏活動から身を引き、より高いレヴェルへの到達をめざし集中的に練習に没頭する。この充電期間の成果の一つがリストの「超絶技巧練習曲全曲集」(ビクター)であり、このCDでゲキチはリストの第一人者として不動の地位を確立。続く「ロッシーニ=リストのトランスクリプション集」(ナクソス)では、Penguin Guide to Musicからロゼッタ賞を授与される。
 近年もゲキチの演奏活動は更に広がり、世界中の熱狂的な聴衆の支持を受け続けている。“これまでどんなピアニストも到達したことのない境地へあえて踏み込む” ─これこそが彼のモットーである。ゲキチの演奏会では、刃物のように鋭い音楽的感性、燃えるような想像力、一方で驚くほど正確な器用さ、幅広い色彩の音のパレット、そして深さを増す作品の精神的意味の解釈などにさらされた作品の真髄を我々は目の当たりにする。聴衆はその超絶技巧に感嘆し、引きつけられ、圧倒され、釘付けにさせられる。そして最終的には、作品が持つ精神的世界を伝えたいというゲキチの意図のもと、忘れえない感動と衝撃を体験するのである。
 現在、フロリダ国際大学教授。
http://www.kemalgekic.com

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◉ヴィルトゥオジテ(ALCD-9135、レコード芸術特選盤) #福井直昭とのピアノ・デュオ演奏を収録



KemalGekic2.jpgAndrés Alén: Tema con variaciones (sobre un tema de Silvio Rodríguez) (1999)
1. TEMA
2. VAR. I
3. VAR. II
4. VAR. III
5. VAR. IV (contradanza-habanera)
6. VAR. V
7. VAR. VI
8. VAR. VII
9. VAR. VIII (cha-cha-chá)
10. VAR. IX
11. VAR. X

César Franck: Prelude, Choral and Fugue FWV21 (1884)
12. Prelude
13. Choral
14. Fugue

Alberto Ginastera: Suite de danzas criollas Op.15 (1946) 
15. I. Adagietto pianissimo
16. II. Allegro rustico
17. III. Allegretto cantabile
18. IV. Calmo e poetico
19. V. Scherzando – Coda: Presto ed energico

César Franck: Prelude, Aria and Finale FWV23 (1887)
20. Prelude
21. Aria
22. Finale

Boris Papandopulo: Three Etudes from “Osam studija [Eight Etudes]” (1956)
23. IV. Allegro vivace
24. II. Tempo di tango
25. I. Vivacissimo


Kemal Gekić, pianist
Flamboyant, daring, provocative, exciting, seductive and sensitive are some of the words used to describe one of today’s most formidable pianists, Kemal Gekić, whose playing has been acclaimed worldwide by public and critics alike. His daring approach to tone and form, marked him as a maverick in the musical world, a distinction he welcomes: the very strength of his artistry challenges, provokes, intrigues.

“Gekic rides the charismatic edge of genius” R. Dyer, Boston Globe
“He is something like a general who has learned all the rules in the book and is therefore free to ignore them in the time of war” James Roos, Miami Herald
“His playing is transcendental as well as incandescent” John Ardoin, Dallas Morning News

Performing worldwide from a vast repertoire, Kemal Gekić presents fascinating, uncompromising and ever-changing interpretations, always-generating frenzied audience enthusiasm.
As a recording artist, Kemal Gekić has won accolades in Europe, America and Japan for insightful, original views of the music. His outstanding Rossini-Liszt transcriptions (Naxos) won “The Rosette” of The Penguin Guide for Music, while his recording of Liszt’s Transcendental Etudes (JVC) is generally considered to be the best recording of a set in history.
Born in Split, Croatia, Kemal Gekić got his early training from Prof. Lorenza Baturina. He graduated the class of Prof. Jokuthon Mihailovic at the Art Academy of Novi Sad and was immediately given a faculty appointment by the piano department, which he eventually directed until 1999.
Since 1999 he has been Artist in Residence at the Florida International University in Miami, Florida.
http://www.kemalgekic.com