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恵心僧都源信一千年御遠忌
天台宗深大寺音楽法要の記録
音楽法要 【六道講式】



ALCD-2012 税込価格¥2,750(税抜価格¥2,500) 2017/08/07発売 JAN 4530835 111733作曲:角篤紀 
指揮:矢崎彦太郎 
声明:天台聲明音律研究会
演奏:アンサンブル浮岳
    渡邊篤子(ヴァイオリン)
    髙桑賢治(篳篥)

    越後眞美(龍笛)


SUMI Atsuki, composer
YAZAKI Hikotaro, conductor
Tendai Shomyo Onritsu Kenkyu-kai
Ensemble Ukidake
  WATANABEAtsuko, violin
  TAKAKUWA Kenji, Hichiriki
  ECHIGO Manami, Ryuteki
  FUKUDA Teruhisa, Shakuhachi
  KINEYA Shiho, shamisen
  HARADA Takashi, ondes martenot




音楽法要 【六道講式】
[1] 点灯式
[2] 入堂―導師登壇
[3] 三礼・如来唄
[4] 表白
[5] 勧請・四奉請(散華 阿弥陀経)
[6] 式文(地獄道)
[7] 十二礼・三句念仏
[8] (浮岳の間奏)
[9] 結章文
[10] 回向伽陀
[11] 出堂



作曲:角篤紀 
指揮:矢崎彦太郎 
声明:天台聲明音律研究会
演奏:アンサンブル浮岳
    渡邊篤子(ヴァイオリン)
    髙桑賢治(篳篥)
    越後眞美(龍笛)

〈録音〉
浮岳山深大寺本堂(東京) 2017年2月1日



『往生要集』を著し浄土教を民衆に広めるために生涯を尽くした平安時代の僧侶・源信の御遠忌一千年を記念して、作曲家・角篤紀により作曲された《音楽法要 六道講式(ろくどうこうしき)》。極楽往生の道を示すべく作られた声明「六道講式」に、邦楽器やヴァイオリン、オンド・マルトノが加わり、見事な調和とともに古より通ずる無限の宇宙空間が現れる。浮岳山深大寺本堂において営まれた音楽法要の記録。






角篤紀(作曲)SUMI Atsuki, composer
鹿児島大学で土壌学、武蔵野音楽大学で作曲を専攻。’99年ミュージック フロム ジャパン招待作曲家として「地の魚―尺八と三味線」米初演。’02年レイキャビク芸術祭招聘により訪アイスランド(国際交流基金助成)。同年メゾソプラノと三味線「幻燈詩集歌曲」初演。’03〜’04年に邦楽聖会演奏旅行に丹波明氏と同行。フランス各地で「蓮魚-尺八と碁石」他を仏初演。’07年ミュージック フロム ジャパンの再度招聘で渡米。琵琶曲「陽光の庭」米初演。’09年ピアノ曲「AMEBIC」初演。これまでの尺八作品調査のため日米芸術家交換研究員が来日。同年ギメ美術館で尺八合奏「江織之調」、’10年「篠ノ井―琵琶とチェロ」NHK放送、’13年琵琶曲「鴫立」、長唄三味線「青蛾」、’15年尺八曲「降紅」をそれぞれ初演。同年初演の尺八合奏「葉守」は三重奏「簑笠」、「江織之調」とともに現代邦楽研究所(洗足学園音楽大学)尺八修了課題曲となる。’08年から琵琶「聚の会」座付き作曲家。

矢崎彦太郎(指揮)YAZAKI Hikotaro, conductor
鎌倉生まれ。4歳よりピアノを始め、上智大学数学科に学ぶも、音楽の志捨てがたく、同大学から東京藝術大学指揮科に再入学、金子登、渡邊暁雄、山田一雄各氏に指揮法を学ぶ。’72年東京ユース・シンフォニー・オーケストラのスイス演奏旅行に指揮者として同行、公演後ヨーロッパに留まる。’75年ボーンマス交響楽団定期演奏会を皮切りに本格的に指揮活動を開始。’79年には東京交響楽団定期を指揮し日本にも本格的なデビューを果たす。’94年よりフランス国立トゥールーズ室内管弦楽団主席客演指揮者、’00年よりバンコク交響楽団名誉指揮者を、’02年より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席客演指揮者、’04年よりバンコク交響楽団音楽監督、’05年よりヌサンタラ交響楽団(インドネシア)音楽監督を務める。長年にわたる日仏音楽交流への貢献に対しフランス政府より’08年2月には芸術文化勲章オフィシエを叙勲。パリ在住。

天台聲明音律研究会
昭和45年に発足、以来四十余年にわたり、天台宗内はもとより国内外での聲明公演を行なってきた。深大寺ご先代が会長であったことや平成27年の欧州の公演のご縁で現董が会長に推挙され、現在は院内行事での法儀音用の普及にあたり、天台聲明を内外に発信している。

アンサンブル浮岳
深大寺聲明の会に集う音楽家集団。命名は深大寺張堂完俊住職。浮岳は深大寺の山号。

渡邊篤子(ヴァイオリン)WATANABE Atsuko, violin
東京藝術大学音楽部器楽科卒業後、渡欧。パリ・エコール・ノルマルをプルミエプリで卒業。ヨーロッパ各地でリサイタル、 室内演奏会に出演する一方、ベルゲン交響楽団と武満徹の作品をノルウエーで初演するなど、現代作品も精力的に紹介している。フォンテンブロー市立コンセルヴァトワールを経て、国立フレンヌコンセルヴァトワール、アニエール市立コンセルヴァトワールで教授を務め、若手ヴァイオリニストの指導・育成にあたる。パリ在住。

髙桑賢治(篳篥)TAKAKUWA Kenji, Hichiriki
東京藝術大学卒業。在学中に雅楽の授業を受け、卒業後雅楽篳篥全曲を東儀博氏より伝承を受ける。他に薗広晴氏に左舞、多忠麿氏に左舞と合奏、芝祐靖氏に左舞と合奏をそれぞれ師事。また芝孝祐氏より左舞「抜頭」の指導を受ける。個人的な演奏活動の他、東京楽所や皐月雅楽会の一員として、国立劇場他数々の公演・CD録音等に出演。雅楽「桜韻」同人。各種同好会やカルチャーセンターの講師や個人指導を通じて雅楽を広める活動にも携わっている。元東京藝術大学非常勤講師。

越後眞美(龍笛)ECHIGO Manami, Ryuteki
東京藝術大学雅楽専攻卒業。川口智康氏に龍笛、田淵光子氏に左舞の手ほどきを受ける。芝祐靖氏、芝孝祐氏に雅楽横笛、琵琶、歌、左舞を師事。個人的な活動として古典雅楽をアンサンブル、ソロで行う他、現代曲でオーケストラやブラスバンド、ピアノ等と共演・録音。雅楽団体として伶楽舎、音輪会、東京楽所、皐月雅楽会、東京藝術大学邦楽科等の国立劇場他の国内公演や欧米公演、録音に参加。雅楽「桜韻」同人。’01年文化庁インターンシップ研修生。国立音楽大学、東京学芸大学非常勤講師。元東京藝術大学非常勤講師。

福田輝久(尺八)FUKUDA Teruhisa, Shakuhachi
多くの作曲家と交わり現代音楽作品に触れる中、福田自身の吹き方を見出す。“聖流尺八”と命名し、尺八という楽器の表現自在を目指す。’80年半ばより尾崎敏之・内河弘之・伴幸也・ 角篤紀・金田潮兒・和泉耕二・土居克行・伴谷晃二各氏等と新作展を展開。’02年在フランスの作曲家丹波明氏と出会い杵屋子邦と共に“邦楽聖会”を結成。丹波明氏を音楽監督に迎え、以後東京・フランスを中心に演奏活動。そのテーマは“伝統と刷新”である。フランスにおいてはパリ日本文化センター、グランパレ、トロネ音楽祭、日仏交流150周年記念公演(国際交流基金)などにおいて演奏。また近年は東アジア諸国の公演も盛んであり、中国音楽学院・南寧芸術学院より招聘、香港政府主催リサイタル、韓国慶州東アジア管楽器音楽祭などに出演。

杵屋子邦(三味線)KINEYA Shiho, shamisen
長唄を杵屋勝喜枝・杵屋勝八重・杵屋長光各師に師事、作曲家杵屋正邦師に現代三味線曲、細棹・中棹・太棹三味線の演奏法を学ぶ。又、杵屋正邦作品の初演・放送・録音を数多く手掛ける。洋楽系作曲家とも交流し三味線音楽の領域を拡げてきた。 国立劇場主催公演、現音展、作曲家協議会展、また郷里北九州市響ホル邦楽展プロデュースなど。’02年フランス在住の作曲家丹波明氏との出会いにより“邦楽聖会”を福田輝久と共に結成。東京・フランスにて公演活動を開始。

原田節(オンド・マルトノ)HARADA Takashi, ondes martenot
3歳よりヴァイオリン、7歳よりピアノを始める。強烈な自己表現能力に優れたオンド・マルトノとの出会いを期に、慶應義塾大学経済学部を卒業後渡仏、パリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)オンド・マルトノ科を首席で卒業、オンド・マルトノを独奏楽器として扱う世界でも数少ないソリストとしての演奏活動を開始した。ピアノを遠山慶子、オンド・マルトノをジャンヌ・ロリオ女史に師事。作曲家としても、オーケストラ作品から独奏曲、また数々の映画やアニメに至るまで幅広い分野でその才能を披露している。出光音楽賞、横浜文化奨励賞、ミュージック・ペンクラブ賞など受賞も多数。また、20世紀を代表するフランスの作曲家オリヴィエ・メシアン作曲「トゥランガリーラ交響曲」のソリストとして、日本国内はもちろん、カーネギーホール、ベルリンフィルハーモニーホール、シャンゼリゼ劇場、パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座といった主要な劇場における世界最高峰のオーケストラとの共演は20カ国300回を超える。’16年5月にはピアニストとしても、フランシス・プーランクのピアノ協奏曲をシンフォニエッタ静岡と共演。



Recording Location:
Jindaiji, Tokyo, 1 February 2017