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ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番
ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲集III
Beethoven  Streichquartett Op. 127



ALCD-1189 税抜価格2,500円 2020/03/07発売   JAN 4530835 112891エルデーディ弦楽四重奏団
Erdödy Quartet


レコード芸術 準特選盤
音楽現代 注目盤
stereo 今月の優秀録音盤





L.v.ベートーヴェン(1770-1827):

弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 作品127
  [1] 第1楽章 Maestoso – Allegro
  [2] 第2楽章 Adagio ma non troppo e molto cantabile – Andante con moto – Adagio molto espressivo – Tempo I
  [3] 第3楽章 Scherzo. Vivace – Presto –
  [4] 第4楽章 Finale. Allegro – Allegro comodo

エルデーディ弦楽四重奏団
蒲生克郷(第1ヴァイオリン)
花崎淳生(第2ヴァイオリン)
桐山建志(ヴィオラ)
花崎 薫(チェロ)



〈録音〉
三芳町文化会館(コピスみよし) 201986-8



前作、第11番から14年。ピアノ・ソナタ全32曲を完結し、《ミサ・ソレムニス》と《第九》の作曲と初演を終えた作曲家は弦楽四重奏に回帰した。冒頭、絶妙な声部配置で鳴らされる主和音が「後期弦楽四重奏曲」の幕開けを告げると、万華鏡のような展開をみせる終楽章まで、作品世界に一気に引き込まれる。その白眉、後期様式を特徴づける長大な変奏曲がアダージョで歌われる第2楽章では特に、老舗カルテットの円熟の境地を聴くことができる。



(C)成澤稔
エルデーディ弦楽四重奏団
1989年東京藝術大学出身者により結成。199092年ロンドンでのアマデウス弦楽四重奏団メンバーによるサマーコースに参加し研鑽を積む。1991年及び1992年松尾学術振興財団より特別奨励賞受賞。199211月より翌年1月にかけて、日本室内楽振興財団の助成を受け、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン連続演奏会を開く。その後、1995年より開始した「ベートーヴェン後期とバルトーク」を完結し、「クヮルテット紀行」シリーズではイタリア、北欧、チェコ、パリ、ロシア、イギリス、ウィーン、ハンガリーを取り上げた。1995年及び1997年春、秩父における、アマデウス四重奏団のメンバーによるコースに参加。1999年、結成10周年にあたり、ハイドンのエルデーディ弦楽四重奏曲(作品76)全6曲演奏会を開催。2000年夏、芦ノ湖音楽祭、清里音楽祭に出演。20012003年欧州(ドイツ、フランス)公演。2005年より第一生命ホールSQWシリーズにおいて、ハイドン最晩年の作品9曲、メンデルスゾーン主要6曲、シューマン全3曲、ツェムリンスキーとベルクの作品を、2009年にはハイドン作品743曲、作品9-59-6、「十字架上の七つの言葉」作品51、メンデルスゾーン作品1344-280の演奏会を開催。201518年、ベートーヴェン後期シリーズ演奏会を開催。CDでは、ハイドン作品766曲、メンデルスゾーンとシューマン、プッチーニ・ピツェッティ・ロータの作品による「菊」、ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲集I「弦楽四重奏曲第13番/大フーガ」、II「弦楽四重奏曲第14番/第16番」をリリース。

蒲生克郷 Katsusato Gamo  第1ヴァイオリン
東京藝術大学卒業。NHK-FM「夕べのリサイタル・新人演奏会」に出演。197678年渡独。ヒルデスハイム市立歌劇場管弦楽団奏者、ヒルデスハイム室内管弦楽団コンサートマスターを務める傍ら、ヴュルツブルク音楽大学にて研鑽を積む。1980年より2014年3月まで東京藝術大学音楽学部管弦楽研究部非常勤講師、その間長年にわたり同部(藝大フィルハーモニア)コンサートマスターを務めた。また同大学器楽科非常勤講師として後進の指導にも当たった。故多久興、海野義雄、故ボリス・ゴールドシュタインの各氏に師事。

花崎淳生 Atsumi Hanazaki 第2ヴァイオリン
東京藝術大学を経て同大学院修了。1986年から87年にかけて、ドイツ、カールスルーエに留学。「古典四重奏団」として、1997年村松賞、2004年文化庁芸術大賞、2007年同優秀賞、2013年東燃ゼネラル音楽賞奨励賞、2016年度ミュージック・ペンクラブ音楽賞、2019年度レコード・アカデミー賞大賞(室内楽部門)、 文化庁芸術祭大賞(レコード部門)を受賞。CD多数リリース。井上武雄、日高毅、J.W.ヤーンの各氏に師事。

桐山建志 Takeshi Kiriyama ヴィオラ
東京藝術大学を経て同大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール〈山梨〉第1位、1999年ブルージュ国際古楽コンクール第1位。レコード芸術特選盤「シャコンヌ」(CAIL-728)を皮切りに、多数のCDをリリース。シリーズCDJ.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集vol.15」などでも高い評価を得る。現在、愛知県立芸術大学教授、フェリス女学院大学非常勤講師。「松本バッハ祝祭アンサンブル」コンサートマスター等としても活躍。チェンバロの大塚直哉と共にデュオ・ユニット「大江戸バロック」を主宰。

花崎 薫 Kaoru Hanazaki チェロ
東京藝術大学、ベルリン芸術大学卒業。また、文化庁在外研修生としてカールスルーエ音楽大学にて研鑽を積む。長年にわたり、新日本フィルハーモニー交響楽団の首席チェロ奏者として、歴代の指揮者のもとでオーケストラを支えた。現代音楽アンサンブル「東京シンフォニエッタ」のメンバーとして、2011年にサントリー芸術財団より佐治敬三賞を受賞。現在、愛知県立芸術大学音楽学部教授、東京藝術大学非常勤講師、大阪フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者。2013年、ベートーヴェン、チェロとピアノのための全作品のCDをリリース。


Ludwig van Beethoven(1770-1827):

Streichquartett Nr. 12 Es-Dur Op. 127
  [1] I. Maestoso – Allegro
  [2] II. Adagio ma non troppo e molto cantabile – Andante con moto – Adagio molto espressivo – Tempo I
  [3] III. Scherzo. Vivace – Presto –
  [4] IV. Finale. Allegro – Allegro comodo


Erdödy Quartet:
Katsusato Gamo, 1st violin
Atsumi Hanazaki, 2nd violin
Takeshi Kiriyama, viola
Kaoru Hanazaki, violoncello


Recording Location: Coppice Miyoshi, Saitama, 6-8 August 2019